おかしな採点もないし、妙は振り返りの映像などもなく、LIVE放送が多くて、シーズン後半でプログラムも磨きがかかり良い演技をした選手が多く、ストレスなく見ることが出来た良い試合でした。
いつもこうなら良いんだけどなぁ！！
なんといっても、パトリック・チャンのフリーが素晴らしすぎた。
ハン・ヤンも無良選手も素晴らしい演技が続いて、ちょっと興奮気味になったところで、ボーヤンが４回転を４回きめて、もう盛り上がりはマックス！！
これは優勝決定！と思い、すっかりチャンのことを忘れた状態だったのだけど、そのあとのチャンがとてつもない神演技をして、逆転優勝！！という流れが、なんともドラマティック！！
こうでなくては、スポーツは！
最後の最後までどうなるか分からない、真剣勝負。
いつもこうであれば、本当にフィギュア観戦が大好きになるなぁ。
まあ、文句を言いつつもいつも見てるけどさ。
チャンは、世界選手権3連覇していた絶頂期は、ミスやコケが多くて、それでも点数は異常に高くて、表現力もあるのか疑問と思っていたけど異常にＰＣＳは高く、、どうも好きになれずにいた。
ちょうど高橋大輔選手が活躍していたころだったから、どうしても高橋選手の方が良く見えてしまい、余計に不満だったのだけど、最近のチャンはとても良いと思う。
チャンの演技は見て、感動してしまったのは、もしかして初めてかも！
今大会では、いままで見たこともなかったような色んな彼の表情を見ることが出来たと思う。
ＳＰでボーヤンが高得点を出したあとの緊張した顔、フリーをノーミスでフィニッシュした後のあの喜びよう、インタビューでの満面の笑み。
なんだか人間くさくて好きになったしまった。
絶頂期にはこんなこと感じなかった。
構成としては、4回転2回（種類は一つ）、3Ａを2回と現在のトップ選手としては難度の低い方なのだけど、それでも200点越えの高得点には納得の演技。
卓越したスケーティングはボーヤンの後だから余計に目立った。そして途切れのない流れるような演技、身体全体を使った表現、ジャンプもダイナミックで着氷も美しく、音楽との調和もバッチリ。もうケチのつけようがない！！
別格だったなぁ。 ＰＣＳ100でも良いでしょう！
以前はチャンの点数高すぎといつも思っていたけど、もうちょっと高くても良いなんて思ったの初めて。
いやぁ、本当に素晴らしい演技をありがとう、チャン選手
