| サーティーフォー相模原球場／相模原市立相模原球場 | |
| 開場 | 1962年 |
| 集客可能人数 | 16064人 |
| 両翼・中堅 | 両翼95メートル、中堅120メートル |
| 名前の変遷 | 神奈川県立相模原球場（1986-2009年） |
| 相模原市立相模原球場（2009-11年） | |
| サーティーフォー相模原球場／相模原市立相模原球場（2011年-現在） | |
| フェンス | 高さ不明 |
| フィールド | 内野クレー、外野天然芝 |
| アクセス | |
| 淵野辺公園バス停（淵36・37、相05）より歩いてすぐ | |
| 淵野辺駅（JR横浜線）より徒歩約30分 | |
（写真は全て、2024年6月1日、BCリーグ神奈川フューチャードリームズ対信濃グランセローズの試合より）
上：外観
中上：内装
中下：バックネット裏
下：スコアボード
相模原市中央区の淵野辺公園にある野球場。
1986年に神奈川県立相模原球場として開場。ナイター設備が完備されている上に、神奈川県の中でも比較的人口の多い相模原市にあることから、開場されると同時に高校野球神奈川県大会や首都大学野球、神奈川大学野球の公式戦会場として毎年使用されている。2009年から、球場が神奈川県から相模原市に移管され、2011年から相模原市に拠点を置き、不動産や住宅建築を手掛けるサーティーフォー社が命名権を獲得し、公称がサーティーフォー相模原球場となった。以降、同社が命名権契約を継続し続けているため、この呼称は広く定着している。
開場当初は、プロ野球の興行も行われており、1987年にオープン戦が開催された。一軍の巡業の会場としては、1998年に神奈川県を拠点とする横浜ベイスターズの試合が開催されているが、両翼95メートル、中堅120メートルと21世紀のプロ野球の水準で考えると外野が狭く、客席も16064人収容（うち、内野固定席は8064人しか座れず、残りは外野芝生席）と少ないことから、2008年以降は一軍公式戦は行われていない。
二軍公式戦の会場としては、日本ハムファイターズが関東を拠点としていた時に、二軍の練習場が川崎市に周辺にあったことから、1992年から96年にかけてこの球場を本拠地として二軍公式戦を行っていた時期がある。ただ、1997年に鎌ケ谷スタジアムが完成するとこちらに移転し、二軍練習場は球場の設備が悪く、お客さんを入れて試合を見せることに支障があったからである。以後は、2009年からコロナ化での興行自粛があるまでベイスターズが二軍公式戦を年に数回主催していた。
以上のように、プロ野球の興行は2020年頃から行われなくなったが、スコアボードなども申し分なく、設備がいいことは間違いないので、アマチュア野球では依然として稼働率の高い球場である。さらには、2020年からは、独立リーグのBCリーグに参戦した神奈川フューチャードリームズが毎年数試合をこの球場で主催している。
観戦環境は、残念ながらここよりも試合が見やすい地方球場は多くあると言わざるを得ない。1980年代後半に流行った、野球場でありながら他のスポーツの興行も可能となる多目的スタジアムとなることを念頭に作られたクッキーカッター型の球場であり、スタンドはグラウンドの周辺に円形に作られている。一三塁線に平行に、扇形にスタンドが作られているわけではないので、ファウルグラウンドが広く、スタンドとグラウンドの距離が遠く感じられる。客席も、バックネット裏が個席、一三塁側が長椅子で、背もたれはなく椅子も硬い。屋根も、バックネット裏の後ろの方にしかかからないので、いろいろと課題が多い球場という印象は否めない。
上・中上：一三塁線側のスタンド。ファウルゾーンがとても広い。
中下・下：試合の眺め
まあ、そうはいっても16000人規模のスタジアムなので、プロ野球の本拠地球場と比べればはるかに試合は見やすい。スタンドは、一見すると傾斜が緩く感じられるが、意外と嵩があるので、十分グラウンドを俯瞰で見ることができる。椅子や屋根についても、地方球場はどこも似たようなものなので、出かける前には天気予報の確認はと熱中症・日差し対策には万全を尽くされたい。
淵野辺公園には、野球場の他に少年野球・ソフトボール用の野球場一面、テニスコートと屋内アリーナが併設されており、野球場も含めてイベントのないときには一般開放されている。
淵野辺公園の屋内アリーナ（銀河アリーナ）
最寄駅は、JR横浜線の淵野辺駅だが、歩くと30分かかる距離である。バスが淵野辺駅と小田急小田原線の相模大野駅から出ているが、本数が少なめなので、時刻表はちゃんと確認して出かけた方がいいだろう。
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サーティーフォー相模原球場／相模原市立相模原球場の紹介（相模原市まち・みどり公社のホームページより）
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