ようやく、さいたまブロンコス初観戦! | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


2020年に経営団体が変わり、チーム名が埼玉ブロンコスからさいたまブロンコスに改められてから、3年目のシーズンとなりました。

今年は、2016年にB3リーグが始まってから初めて上位8チームによるプレーオフが行われますが、その中でブロンコスは優勝争いに加わる快進撃を見せています。bjリーグ時代から下位が定位置で、B3リーグになってからはそれなりに勝てるようにはなってきたものの、それでも昇格争いをするチームには及ばないチームだっただけに、隔世の感がありますね。未だに夢心地です。

そして、2022-23シーズンは、さいたまブロンコスになった後初めて試合を生で見に行くことができました。2020年4月から2022年3月にかけて京都に住んでいて、見に行くことができていなかったのですが、2022年の4月に東京都町田市に引っ越した後、同年10月にようやくこれも叶いました。アウェーゲームでしたが、対戦相手がすさまじい営業努力を見せ、9000人という大観衆が集まった中での試合。これに勝利して、たくましい姿を見れたのは、本当にうれしかったです。


2022年10月9日、東京ユナイテッドBCさいたまブロンコス有明アリーナ

そして、2023年1月29日には、さいたまブロンコスになってから初めてホームゲームを見に行くこともできました。

会場の雰囲気は埼玉ブロンコス時代とはずいぶんと変わっていました。専属チアリーダーのパフォーマンスはないですし、会場の演出は音楽と音声以外はなし。会場運営も、U15のスクール生が多く駆り出されていて、まあ包み隠さずに言ってしまうと、学生の大会っぽくて、プロの興行とはいいがたい。グッズも会場に行けば物販がありますが、オンラインで買えるのはオーセンティックユニフォームだけ。同じB3所属のチームでも、プロとしての興行は、ブロンコスより上手くできているところのほうが多いでしょう。

ですが、チームは強かったです。2020-21シーズンからチームを支えてくれていたウィル・クリークモア選手が日本に帰化したことで、もう1人外国籍選手を加えることができ、攻守両面でゴール下がとにかく強い。しかも、クリークモア選手とグラント・シットン選手はシュートも正確で、リバウンドのとれるライアン・ワトキンズ選手、ゴールへの突破力のあるマキシー・エショー選手ら、外国籍選手がそれぞれの強みがありました。ポイントガードの加藤崇都選手の突破もキレがあって、とにかく得点が多い。

旧経営陣時代が力を入れていた演出の部分をそぎ落とした代わりに、バスケの競技力に全振りしていた感じでした。そしてだからこそ、コート上のチームの戦いぶりはとにかく素晴らしく、それだけで会場に足を運んでよかったと思えました。新体制初年度は、コロナ騒動が一番大変だった時期だったこともあって、とにかく大変だったと思うんですが、結果が出なくても何とか継続的なチーム作りをすることを最優先事項で取り組み、ここまでこぎつけてくれました。旧体制時代は、外国籍選手が2年以上在籍してくれるなんて考えられませんでしたからね。

やっぱり、プロスポーツチームはスポーツの結果や内容が第一ですので、それが伴い始めたことは経営変更がいい方向へと向かってくれているということなのだと思います。その甲斐もあって、旧体制時代は有名無実だったU15などのスクールも力が入るようになっていて、今年からはBリーグ主催の大会にも参加するようにもなりました。また、専属チアリーダーはないものの、子供達へのチアリーディング教室は主催しているようで、ハーフタイムにはパフォーマンスも披露していました。




2023年1月29日、さいたまブロンコス立川ダイスより(浦和駒場体育館)。レプリカユニフォームは会場の物販で購入。2番ウィル・クリークモア選手が推しです。

ただ、埼玉ブロンコス時代も2016年にBリーグができて、B3に加えられてからは、少しずつ結果を出せるようなチームにはなっていて、bjリーグ時代のとにかくどん底な状態から抜け出していたことは事実でした。なので、今年の成功は以前からの継続されていた者もあったと思います。ただ、その頃でもまだB3リーグで本格的に優勝を目指すには何かが足りていなかったのも事実で、新経営陣はその最後のピースをはめてくれた。

これまでブロンコスにかかわったすべての人々の努力の甲斐あって、本当に面白いチームになってくれました。シーズンが終わったときに、いい結果が得られるといいなと、心から祈念しています。ここから最後まで、どうか頑張ってください!

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