横浜武道館 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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横浜武道館
開場年2020年
集客可能人数3000人(固定座席のみ)
アクセス関内駅(JR根岸線、横浜市営地下鉄ブルーライン)から徒歩約5分
伊勢崎長者町駅(横浜市営地下鉄ブルーライン)より徒歩約5分

(写真は、*1は2022年4月8日の、B3リーグ横浜エクセレンス東京八王子トレインズの試合から。*2は2023年1月13日の、Fリーグ・YSCC横浜フットサルエスポラーダ北海道の試合から。*3は、2023年5月8日の、B3リーグ横浜エクセレンスさいたまブロンコスの試合から。*4は2024年2月12日の、B3リーグ横浜エクセレンスさいたまブロンコスの試合から)





上:外観(*2)
中:夜間にライトアップされたときの外観(*1)
下:隣接する横浜BUNTAI(*4)

横浜市に近年誕生した屋内アリーナ。

横浜武道館がある場所には、以前は横浜工業高校(2001年に他の学校と統合して横浜総合高校)の校舎があったものの、2013年にこの学校が移転したことから以後はこの土地の再利用が課題となっていた。だが、横浜総合高校に隣接していた横浜文化体育館も老朽化が目立ち始めていたため、それと合わせて2020年に解体し、屋内イベント用のアリーナを建設することが決定。メインアリーナは横浜BUNTAIとして2024年に開場予定だが、そのサブアリーナとなる横浜武道館は2020年に一足先に一般利用が開始されている。

武道館ということもあり、武道の大会の使用を第一に想定されているが、立地の良さと設備の優秀さ、最大3000人という比較的大きなキャパが評価されて開場以来様々なスポーツの興行に引っ張りだこになっている。新日本プロレスのイベントが開催され、2020-21シーズンにはFリーグのYSCC横浜フットサルクラブがホームアリーナに指定し、2021-22シーズンからは、東京都板橋区から拠点を移した横浜エクセレンスもここを本拠地としている。また、横浜文化体育館でもホームゲームを行っていたBリーグの横浜ビー・コルセアーズも2020-21シーズン以降は準本拠地に指定しており、以降年間数試合ホームゲームの会場としている。








上:西側スタンドを臨む(*1)
中上:東側スタンドを臨む(*3)
中下:南側を臨む(*1)
下:北側を臨む(*2)

最近できた施設ということもあり、観戦環境は非常に優秀。スタンドはメイン・バックスタンド側にしかないが、コンパクトでフロアのアクションはよく見える。天井からスクリーンを吊るすこともできるし、レーザーを使った演出ができるだけの設備も整っており、椅子も柔らかくカップホルダーつきで、音響も素晴らしい。ただ、さすがにスタンドの端に座るとコートが遠くなるところは否めないので、観戦環境にこだわるならば中央付近の席に座った方がいい。




上:バスケの試合の眺め(*1)
下:フットサルの試合の眺め(*2)

最寄駅は、横浜市営地下鉄ブルーラインとJR根岸線が止まる関内駅か伊勢佐木長者町駅。横浜スタジアムのすぐ近くにある。横浜駅から10分ほどで着くので、近隣の人はもちろんのこと、県外から遠出してくる人でもきやすい。山下公園など横浜の観光名所の近くにあるので、試合前後に観光をしてから、という楽しみ方もできるし、周辺にはコンビニもファミレスもたくさんある。横浜駅も中華街も電車ですぐなので、食事処には全く困らない。






上:横浜エクセレンスの試合の様子(*1)
中:エクセレンスのチアリーディングチーム「エレガンス」のパフォーマンス(*1)
下:2023年1月にチームに加わったマスコット「ピック」(左端)と「ロール」(右端)(*4)。

横浜エクセレンスは、2002年に東京エクセレンスとしてバスケットボール愛好家のクラブチームとして発足し、2004年に全日本クラブチームバスケットボール選手権で3位に入るとプロチームとしての道を模索し始めた。2013年、当時のNBLの下部リーグという位置づけだったNBDLへの参戦が認可されると東京都板橋区を拠点に本格的にプロチームとして動き出し、小豆沢体育館をホームアリーナとして活動した。

2016-17シーズンに当時2つあった日本バスケ界のプロリーグ(NBLとbjリーグ)が統合されBリーグが発足すると、加盟チームの中でもチーム運営能力や競技力自体は申し分なかったのだが、小豆沢がパイプ椅子を展開しても1200人ほどしか収容できない小さな体育館だったため、「将来的に3000人規模のホームアリーナを見つける目途をつけること」を条件に2部リーグに参入を許可された。だが、エクセレンス側が期待していた小豆沢体育館の拡張工事計画は自治体の資金繰りの問題から頓挫し、それを理由に2017-18シーズンからは3部リーグへの降格を余儀なくされている。

2018-19シーズンにB3リーグで優秀な成績を収め、他の会場でホームゲームを行う計画を盛り込んだ案をBリーグ機構に提出したことから2019-20シーズンにB2リーグへの復帰を認められたが、実際には小豆沢以外でホームゲームをほとんど行わなかったことから、2020-21シーズンにはリーグ側から再度のB3リーグ降格を通達されてしまった。長年本拠としていた板橋区での活動にこだわったが、成績ではなくインフラの不備ですでに2回降格を余儀なくされたことから、2021-22シーズンからの横浜へのフランチャイズ移転を決断し、横浜エクセレンスとして本格的にB2以上に定着できるチームを目指すために動き出した。




YSCC横浜フットサルの試合の様子(*2)

横浜武道館を本拠地として利用するもう一つのスポーツチームは、YSCC横浜フットサルである。YSCCとは横浜スポーツ&カルチャークラブの略で、1986年に近隣の住人向けにサッカーやフットサル、バスケ、テニス、バドミントン、ヨガなどを楽しむ機会や教室を提供する市民スポーツクラブとして誕生した。今も母体はその形を保っているが、その中でサッカー部門が2014年にプロ化し、J3リーグにも加盟している。フットサル部門は、セミプロの形で2018年にFリーグ2部に加盟。2020年にFリーグ1部への昇格を果たした。2021年に加入した元サッカー日本代表の松井大輔が2021年に加入し、2022年にはサッカーチームとも契約してサッカーとフットサルの二足の草鞋に挑戦したことで話題となっている。

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