あってはならない負け方 | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


ワールドカップが行われる間、1ヶ月間お休みに入る日本サッカー界ですが、6月に浦和レッズはリーグカップと天皇杯の試合を合計3試合戦いました。天皇杯で対戦したJ3のYSCC横浜には3-0で勝利しましたが、リーグカップのヴァンフォーレ甲府戦は2試合合計2-3で敗戦。6月の段階で、獲得できるタイトルが1つ減ってしまうという状態になってしまいました。

両方の対戦相手は格下で、このような試合は簡単ではないことは確かです。絶対に勝てる試合などこの世に存在しないのに、周りの人達は格上のチームが勝って当たり前のような雰囲気にしてしまうからです。

とは言え、6月2日のヴァンフォーレとの第1試合の前には2週間のお休みがあり、この試合に向けて準備する時間は十分あるはずでした。実力的にも、十分勝利できる相手です。ですが、それにもかかわらず、この試合を0-2というスコアで落としてしまいました。1点目は、自陣でのセットプレーで選手達が気を緩めた隙に取られた失点。2失点目もクリアミスが原因となりました。2試合目はせっかく幸先よく2点先制したにもかかわらず、その直後に相手にアウェーゴールを許すというやってはいけない展開に。これでこの試合、2点を取りに行かなければいけないという展開になり、ビハインドを覆せずに敗退が決定しました。

簡単ではない試合、しかも負ければ終わりのトーナメント方式の試合は、単純なミスは命取りになる。ミスで下剋上を許してしまったことが、本当に残念です。

これで、今季現実的に獲得できるタイトルは天皇杯だけになりました。6月6日に行われた天皇杯2回戦(レッズにとっては初戦)のYSCC戦は現状のベストメンバーで臨み、3-0で勝利しました。試合を見ていないのですが、公式記録やハイライトを見た限りでは、前半相手のプレッシャーに晒されて、シュートもいくつか打たれたものの、後半は被シュートゼロ。前半の終盤まで我慢強く戦って相手のオウンゴールを誘い、前半終了間際にはPKを獲得して加点。後半終了間際にも山田直輝選手のゴールが生まれました。

この試合を最後に、レッズは1ヶ月間のお休みに入ります。トレーニングキャンプも行うということですが、チームをうまく締めなおしてくれなければ困ります。自滅という形でタイトルを逃すということだけはもうないようにお願いしたいものです。

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