駒沢第一球技場(及び第二球技場と補助競技場) | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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駒沢オリンピック公園総合運動場体育館
開場1964年
収容可能人数1020人(固定席のみ)
アクセス駒沢大学駅(東急田園都市線)から徒歩約10分
駒沢公園バス停(東急バス恵32・東急コーチ自12系統)、駒沢公園東口(東急
バス11系統、駒沢公園西口(東急バス渋82・等11系統)

(写真は全て、2018年3月17日に行われた女子ホッケーSOMPOチャレンジカップの試合から)





上:内装
中:南側ゴール
下:北側ゴール(背景にあるのは駒沢屋内競技場)

1964年東京オリンピックを開催されるにあたって作られた、駒沢オリンピック公園の施設の1つ。現在は東京都スポーツ文化事業団が管理している。

オリンピックではホッケーの会場となったが、その後は設備改修が行われなかったため、芝生をはいで土のグラウンドにしてしまった。その後、駒沢オリンピック公園第二球技場と補助競技場は順次人工芝が貼られたのだが、第一球技場だけは土のグラウンドのままだった。2014年から2016年の間に人工芝を張る改修工事を行い、ようやく設備が改善されると、2017年以降は、ホッケー日本リーグ(高円宮牌)の優勝決定戦が行われている。土のグラウンドの時にはサッカーでも一般利用できたのだが、人工芝になった後はそれが不許可になり、ホッケー、フットサル、ラクロスでしか使えない。

ホッケーの公式戦で使用される競技場は首都圏にいくつかあるが、そのほとんどはスタンドがなく、周囲を金網に囲われているだけの簡易的な造りである。駒沢第一球技場は周囲を塀で囲われており、スタンドもあるので、首都圏のホッケー用球技場の中でも数少ないお客さんからお金を取ってイベントが主催できる場所である。

バックスタンド側の固定席だけで1020人が収容でき、必要とあればメインスタンド側の芝生席にもお客さんを入れることができる。最近新しく改修されただけあって座席は座りやすいが、日よけ・雨よけになる屋根はない。屋外競技観戦の宿命とはいえ、天気の影響をもろに受けるのでご注意あれ。

さらに言うと、客席の勾配が非常に緩いので、グラウンドが俯瞰で見えない。手前のタッチラインのプレーは目の前で見れるが、逆側は非常に遠く感じた。また、客席にボールが飛んできてもお客さんがケガをしないようにネットが貼ってある。ホッケーはボールが非常に硬くお客さんにぶつかると危ないので、しょうがないと言えばしょうがないが、ネットは少し視界に入って邪魔でもある。







上:第二競技場
中:第二競技場のスタンド
下:補助競技場

ちなみに、駒沢オリンピック公園には第二球技場と補助競技場もある。どちらも人工芝で、球技全般で使えるがサッカーで利用されていることが多い。第二球技場は、第一球技場よりも大きいスタンドとサッカー用のスコアボードがあり、インフラとしては第一球技場よりもむしろいいのではないかと思ってしまう。補助競技場もスタンドがないがフィールドのへりにあるコンクリートの部分に座れば多少高い位置からフィールドが見れる。だが、両方ともフェンスではなく金網で仕切られているので、会場の外からでも中の様子が丸見えで、お客さんからお金を取って試合を見せるレベルのイベントは開催できない。

最寄駅は、東急田園都市線の駒沢大学駅。駅からは、駒沢公園口から左手側にある駒澤大学駅前という交差点を、右方向(首都高の逆方向)へとまっすぐ歩くと右手側に出てくる。一本道だし10分くらいで着くが、それでも住宅地の真ん中を通っていくので、出かける前に地図をしっかりと確認した方がいい。駒沢オリンピック公園も結構広い。また、細い道路を通っていくので、イベントのある日は道路が混雑することも覚悟しておいた方がいいだろう。

この公園の近くには駒澤大学、日本体育大学、都立大学があり、大学生向けの安くてたくさん食べられるような食事場所が多い。スポーツ競技場での食事は全体的に料金が割高(特にプロチームのホームグラウンドではその傾向が顕著)なので、駒沢の食事の値段はありがたい。興味のあるイベントが主催されている場合は、こちらも試してみることをお勧めする。

駒沢オリンピック公園には球技場以外にも、陸上競技場体育館屋内球技場、野球場があり、様々な競技スポーツの大会で利用されるだけでなく、スポーツをしに来る場所としても利用されている。

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駒沢第一球技場の紹介(東京都スポーツ文化財団公式ホームページより。第二球技場・補助競技場についてもこちらからアクセス可能)