#541 北へ、北海道へ・・・3 4 | No Photo,No Life!!

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JR全線完乗が目標の旅ブログ・・・「旅ノート」。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄以外にも、PC・釣り・飛行機などなど多趣味で、面倒くさがり屋な、そんな学生のブログです。

前回の続きは深浦駅から、まだまだリゾートしらかみに乗っていきます。



【第2日目 3/31(Sat)】

 深浦(16:40)~(快速リゾートしらかみ5号 青森行き)~19:19青森

  <青森駅周辺散策>


■リゾート列車でまったり旅2


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深浦まで臨時でブナ編成代走になったリゾートしらかみ5号で深浦着き、

ここでブナ編成から所定通りの新型ハイブリッド車両に乗換えをします。

しかし、ドアは開いたもののまだ所定車両の到着まで時間があるそうで、

車掌が所定車両の到着まで車内で待機するよう放送で勧めていました。

まだ降りる支度をしていなかったのでゆっくり慌てず荷物をまとめます。

でもやっぱり入線が見たかったので列車からすぐ降りることに(笑)

小雨が降っていましたが外で待つのに大して支障はありませんでした。

そして、そどなくして警笛を鳴らしながら、新型ハイブリッド車両が入線。

銀色のステンレスの車体に青と水色の横縞の塗装をまとった車両が、

どこか東京で聞いたことあるモーター音を響かせつつやってきました。

リゾートしらかみの旅後半は、この新型ハイブリッド車両に乗車します!


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HB-E300系 リゾートしらかみ青池編成


その新型ハイブリッド車両、名前を「HB-E300系気動車」と言います。

HB-E300系とはJR東日本が開発した次世代型ハイブリッド気動車で、

車両に積んだディーゼルエンジンと蓄電池の両方を使って走ります。

(すなわち形式名の"HB"とは「ハイブリッド-Hybrid」のことを指します)

発車する時にはディーゼルエンジンと蓄電池に溜めた電気を併用し、

停車する時にはディーゼルエンジンを発電機として機能させて停止。

発電機の仕組みを応用してエンジンが回転する運動エネルギーを、

電気エネルギーに変換してエンジンの回転を遅くしていくわけです。

このようにしてブレーキをかけるやり方を「電気回生ブレーキ」と言い、

現在では数多くの新型電車のブレーキ方法として採用されています。

しかし回生ブレーキは発電機の性質上、電気が発生してしまいます。

電車が走る電化路線ではその発生した電気を架線に戻していますが、

気動車が走る非電化路線では電気自体を逃がす場所がありません。

そこで蓄電池に電気を溜め発車時に使おうとしたのがHB系列の車両。

電気を蓄電池に一度溜め再利用することでエンジンへの負荷を抑え、

気動車のネックであった燃費や排気ガスを削減・効率化できました。

電気を使った気動車は、気動車の革命とも言えよう車両ですね。

現在HB-E300系は、秋田のリゾートしらかみの青池編成や、

長野のリゾートビューふるさと・青森のリゾートあすなろで走っています。


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側面LED


側面には沿線の観光名所である十二湖をモチーフとしたロゴマーク。

実はHB-E300系が導入される前にキハ48系の青池編成がありましたが、

新型ハイブリッド車両が導入されるにあたり置き換えられてしまいました。

しかし、しっかりとキハ48系のロゴを周到したデザインになっています。

また、側面には新たに形式名とコーポレーションロゴも追加されました。

側面LEDは3色LEDで行き先と列車名を交互に表示することができます。

列車名の「しらかみ」表示はロゴマークと同じ書体で再現されていました。

LEDにもこだわるところが、いかにも新型リゾート列車らしいですね。


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それでは車内に入ります。切符に書かれている所定の座席に座ります。

入ると・・・まず新車のにおいがお出迎え。見た目もまだまだ新車です。

(確かこの車両って作られたの2年前の2010年ですが・・・あれ?^^;)

サニタリースペースは木目の床にステンレスの壁と新型感があります。

ここから乗るのは3号車の普通車指定席。いよいよ客室に入ります。


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1・3・4号車 普通車指定席


1号車・3号車・4号車の3車両がこの普通車の座席になっています。

基本的には今までのリゾートしらかみの設計・デザインを周到していて、

さらに座席を全面的にリニューアルして快適さをより向上させています。

内装には、木目調のデザインと間接照明を取り入れることで高級感も。

天井にあるモニターでは前面展望や観光情報を見ることが出来ます。


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リニューアルされた座席はクッション性・リクライニング角度が改善され、

座席の曲がりがさらに大きくなり、頭の枕も空気枕が採用されました。

シートピッチは従来のキハ48系の幅とほぼ同じで足を十分延ばせます。

またテーブルも従来よりも大きくさらに小型テーブルも追加されました。

より快適に過ごせるような内装デザインになっています。


今回乗るのはこのリニューアルされた新型座席。

キハ48系の座席と比べて、格段に柔らかさ・快適さが増していました。

ひとまず座席に荷物を置いて色々キハ48系と比べてみるとしましょう。


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3号車 フリースペース


キハ48系では3号車もボックス区画ですが、HB-E300系は座席だけに。

これは人気であるリゾートしらかみの集客率を上げるための対策です。

また、3号車の1号車寄りにはスリースペースが設けられています。

ここの座席も柔らかく普通の座席に飽きた時にいいかもしれませんね。


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2号車ボックス席


2号車はキハ48系同様、4人掛けのボックス区画になっています。

基本設計はキハ48系と同じで、モケットは普通座席と同じタイプのもの。

ソファの座席・取り外しができる肘起きのクッション性も高くなりました。


試しに座ってみると、キハ48系の座席より体が沈むのが分かりました。

クッション性は断然HB-E300系の方が高くとても快適そうです。

今度しらかみに乗るときは狙ってHB-E300系のボックスがいいですね。


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車体探索を終えて席に戻りましたが、5分経っても列車は発車せず・・・。

戻る途中ふとデッキで見上げてみると、車両の形式が書いてありました。

その上には「TOKYU CAR CORPORATION」のオレンジ色のシールも。

そうです、HB-E300を製造した東急車輛のコーポレーションマークです。

そういえば東急車輛は4/1から社名が「総合車両製作所」に変わります。

実は、これは工場の管轄が東急からJR東日本に変わるための改名で、

すなわち東急電鉄は鉄道車両製造部門から撤退することを意味します。

システムや人員には変化はありませんが、東急車輛の社名とはお別れ。

遠い青森から東急車輛の最終日を思う、ちょっとした惜別乗車です(笑)


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自分の席に座っているとやがて到着してから10分後、深浦を発車。

E231系と全く同じモーター音を鳴らしながらゆっくりと発車していきます。

加速し初めは蓄電池に溜めてある電気を使いモーターを動かしますが、

ある程度の速度まで行くと電気とディーゼルエンジンの両方を使います。

最初はモーターを電気で動かす音→ディーゼルエンジンと併用の音と、

耳を澄ますと2段階に分かれ列車が加速していく様子が聴こえてきます。

新型ハイブリッド車両は軽快に五能線を進んでいきます。


さて、深浦を発車してからも冬の日本海を見ながら列車は進みます。

街がある海岸周辺にはテトラポットがありきちんと整備されていました。

しかし列車がどんどん進むにつれて・・・


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再び今までのような自然のままの風景が広がっていました。

これらの複雑な岩場はこの冬の荒れる波が作ったものなのでしょうね。

夏では海に頭を出す岩がきれいですが、冬の荒々しさもなかなかです。


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しばらくはそんな風景が続くのでちょっと運転台を覗いてきました。

他の新型車両と同様、運転情報は全て運転台のモニターで一括管理。

ハイブリッド車両は複雑なのかと思いきや、意外と簡単な設計でした。

もちろん、機械が多くなりながらも前面展望のしやすさは変わりません。

本来の役割の展望も、運転のしやすさも、ちゃんと考慮されていますね。


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やがて、列車は進んでいくと沿線にたくさんの岩場が見えてきます。

千畳敷と呼ばれるその自然海岸は、その名の通り岩畳のような大岩盤。

日本海に迫り出した海岸線は荒れて大きな波の影響を受けやすいため、

このような複雑で奇形な大きな岩盤の地形が出来上がったのでしょう。

千畳敷海岸へは五能線の千畳敷駅からダイレクトにアクセスできます。

もちろん、リゾートしらかみでは有名な観光名所のひとつなのですが、

悪天候が多いために冬季では全列車が通過することになっています。

夏は列車によっては降りられるので、狙うのもいいかもしれませんね。


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そんな千畳敷海岸を過ぎてもしばらく奇形な岩場が続きます。

しかしこの風景が見えてくると、日本海を望む車窓もクライマックス。

遂に日本海からは離れて、津軽半島の内陸部を走るようになります。


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とその前に、列車行き違いのために北金ヶ沢に運転停車。

民家があり駅前は栄えていますが、ここでは客扱いの停車はしません。

深浦方面に行く普通列車を待ち合わせしてから列車は再び発車します。


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北金ヶ沢を発車すると近くに日本海が見えるものの、だんだん内陸へ。

やがて鯵ヶ沢も発車すると線路両側を休耕田に囲まれてしまいました。

ここまで北上してきてようやく薄っすらとだけですが雪が見えてきます。

ここから列車は津軽半島を西から東に横断するように進んでいきます。


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やがて川を渡り線路が大きく右にカーブすると、五所川原に到着します。

五所川原市の中心駅で、さっきまでとは一変しまあまあ栄えていました。

ここからは進路を変えて津軽半島を南に向けて列車は進んでいきます。

だんだんと暗くなり車窓が見づらいですが外には休耕田が見えました。

雪がまだ溶けきっておらず、寒さの厳しさがだんだん感じられてきます。


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そして外が暗くなる頃、列車は五能線の終点は川部に到着しました。

五能線はここまでですが、リゾートしらかみの旅はここからが終盤です。

ここからは再び奥羽本線に合流して青森を目指して進んでいきますが、

川部駅の配線の都合で東能代に続いて2回目の方向転換を行います。

しかし青森は逆方向・・・というわけで2駅先の弘前で3回目の方向転換。

ついでにターミナル駅である弘前から&への集客が見込めるとあって、

わざわざ弘前まで入線するのはいろいろな面で好都合というわけです。

弘前では発車準備でしばらく止まるので、少し降りてみることにしました。


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ドアが開くと観光客と思しき乗客が大勢列車から降りていきました。

弘前には城下町の美しい景観が現在までも残り、有名な観光地です。

そんな弘前には数分間停車。折り返し準備が出来次第、発車します。

そういえば側面には青い日本海をイメージした塗装がされていますが、

しっかりと「RESORT HYBRID TRAIN」のロゴマークが入っています。

新しいタイプの車両は、新しい五能線の顔になっているわけですね。

列車は奥羽本線で終点の青森に向けラストスパートをかけていきます。


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そして、青森独特のりんご畑の中を走り抜けて行くこと20分後の19:19、

リゾートしらかみ5号は予定の時刻通りに終点の青森に到着しました!

五能線が不通で、ブナ編成が代走し、一時はどうなるか不安でしたが、

何はともあれHB-E300系から冬の荒れる日本海を見られて満足です^^

さらに、青池編成・ブナ編成・くまげら編成の全部をコンプリート!

今回はハプニングもありましたが、結果的にはなかなかの収穫でした。


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青森に到着し列車から降りて振り返ってみると、

駅の北側には紫色にライトアップした青森ベイブリッジが見えました。

のっしりと青森駅の新しい顔を出迎えてくれているような気がしますね。

外には雪が積もり、青森までやって来たことが改めて感じられます。


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新青池編成とHB-E300系のロゴマークと一緒に。

昔ながらの頭単式のターミナル:青森は時代毎に様々な顔が見れます。

今ではステンレス製の新タイプ車が往来するターミナルになりましたね。


さて、そんな青森からは例の如く急行はまなすで北海道を目指します。

とその前に、ちょうど夕食の時間なので駅周辺で食べることにしました。

青森と言えば、やはりホタテを中心とした豊かな魚介類が有名ですが、

実は青森駅周辺にも地元発祥のご当地グルメ:B級グルメがあります。

今回はそんなB級グルメ、「味噌カレー牛乳ラーメン」(!?)を食します!


■寒さゆえの知恵


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青森駅から徒歩5分、それを食べられるのはラーメン屋「味の大西」。

ここが青森で有名な「味噌カレー牛乳ラーメン」の発祥の店なのです。

では「"味噌カレー牛乳ラーメン"は何ぞや?」と言うと、その名の通り、

味噌ラーメンにカレーと牛乳を混ぜたとてつもないごちゃ混ぜラーメン。

実は、地元の学生達がこの店で「ラーメンに色々混ぜてみね?」という、

これまたとてつもなくて無茶苦茶な遊び心の発想から生まれました。

学生達の試行錯誤の結果、このラーメンの味に辿り付いたそうです。

今回は謎だらけの「味噌カレー牛乳ラーメン」とやらはどんな味なのか、

そして本当に美味しいのか、確認(半ば興味本位で)しに行きました。


店内に入ると、一見普通のラーメン屋。しかし、ここがその発祥の店。

奥の座敷に通され早速人数分の味噌カレー牛乳ラーメンを注文します。

やがて、味噌とカレーのすごいにおいと共にそれは運ばれてきました。

見てみると・・・スープが黄色!味噌とカレーですごい色になってます^^;

しかい以外にワカメ・モヤシとトッピングはあっさりとしたものばかり。

バターを溶かして麺と一緒に食べてみると、なかなかスパイシー!!

味噌ラーメンとカレーのピリ辛がよりスパイシーな味を出してくれます。

それに対してあっさりとしたトッピングとも意外と合うものなんですね~

食べ終わると、ピリ辛のおかげですっかり体がポカポカになりました。

さらに会計するときには、なんと学生は学生証を提示すると100円引き!

味噌カレー牛乳ラーメン1杯650円也。安い値段でなかなか満足です。

ご当地ラーメン・・・地元に定着したこういうラーメン屋だからこそ出来た、

寒い青森に相反して熱い学生達の遊び心が生み出した味なのですね。


・・・


ここまで北上すべくリゾートしらかみに乗り冬の奥羽路を見てきました。

運用変更という予想外の出来事がありながらも2種類の車両に乗れて、

新旧リゾートしらかみに乗って行く五能線の旅を存分に味わえました。

その東北路から見えた冬の日本海の様子は、重たく荒々しいもの。

そんな気候のおかげで沿線に広がる様々な車窓を作り出しています。

青い海と緑の田が広がる夏の爽やかな五能線の車窓もいいですが、

荒れ狂う波が押し寄せる海を望む冬の車窓も旅情があると思います。

新型リゾート列車の仕組みを乗って楽しみつつそんな車窓を眺める、

リゾートしらかみの楽しみ方は車両ごと四季折々で無限大ですね。


続きは次回、夜の急行はまなす待ちの青森駅からです。

いよいよ冬の北海道に上陸します!・・・しかし道内の行程が総破綻?