#540 北へ、北海道へ・・・3 3 | No Photo,No Life!!

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JR全線完乗が目標の旅ブログ・・・「旅ノート」。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄以外にも、PC・釣り・飛行機などなど多趣味で、面倒くさがり屋な、そんな学生のブログです。

前回の続きは秋田駅から、秋田の食を味わいます。



【第2日目 3/31(Sat)】

  <秋田駅周辺散策>

 秋田14:10~(快速リゾートしらかみ5号 青森行き)~(16:31)深浦


■寒い日本海、温かい風情


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羽越本線の普通列車に乗って新潟から秋田までひたすら北上した後は、

ちょうど昼時というわけで途中の秋田駅周辺で昼食をとることにしました。

「秋田の食」と言えば、やはり「きりたんぽ鍋」が一番ポピュラーですよね。

確かに、もう4月になるとは言えまだ冬景色があり寒さが残っているので、

今回はきりたんぽ鍋と、もうひとつ秋田の有名な稲庭うどんを食します!


駅東口を出てからから徒歩3分、西武百貨店B1Fにその店はあります。

「七代佐藤養助」・・・秋田の郷土料理:稲庭うどんを専門とする店です。

西武百貨店までは秋田駅前の商店街のアーケードを通っていけるので、

この日は雨が降っていましたが濡れずに店まで着くことが出来ました。

そんなデパート地下のレストラン街にあるのがこの店「七代佐藤養助」。

店内に入ると和風で高級感ある雰囲気の内装と店員が迎えてくれます。

空いていた座敷に座りましたが、まだ昼前だからか空席が目立ちました。

さてメニューを開いてみると、多くの種類の稲庭うどんが揃っています。

捲っているとふと「きりたんぽ鍋セット」というメニューが目に付きました。

なんでもきりたんぽ鍋のだし汁に稲庭うどんを絡めて食べるんだとか。

秋田の郷土料理が同時に食べられるということで今回はこれをチョイス。

数分後、1人用のきりたんぽ鍋に2玉の稲庭うどんが運ばれてきました。

この細い麺、そしてそれなのに強いコシがあって、流石稲庭うどん!

きりたんぽ鍋のきりたんぽはしっかりモチモチだし野菜もシャキシャキ、

ちょっとしょっぱめの出汁がうどんといい感じに合ってとても美味いです。

食べ終わる頃には出汁に生姜が入っていたのかすっかり体もポカポカ。

冬の寒さが厳しい日本海側の気候に合わせ作られた秋田の郷土料理、

確かに言葉通り料理からその地域の特色が分かると改めて感じました。


■リゾート列車でまったり旅1


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たらふく秋田のグルメを食したところで秋田駅に戻ってきました。

時間には余裕があったので途中で暇潰し用の本や軽食を買いましたが、

それでもまだ暇だったので発車の30分前まで改札前で時間を潰します。

見渡してみると「リゾートしらかみ開業15周年」や「E6系導入」の幕が多く、

いかにも秋田支社が列車を使う観光に力を入れていると分かりますね。


さて、北海道へは今回もお馴染み「急行はまなす」で向かいます。

つまり後この日は秋田から急行はまなす始発駅の青森まで行くだけ。

というわけで今回は、そんなリゾートしらかみに乗り青森を目指します!

以前2010年夏に青森→秋田でくまげら編成のこの列車に乗りましたが、

今回は秋田→青森で荒れる日本海を新型ハイブリッド車両から見ます。

五能線からの日本海、そして新型ハイブリッド車両での走りが見たくて、

リゾートしらかみ5号で冬の五能線で遠回りしながら北上していきます。


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8625D リゾートしらかみ5号 キハ48系改「ブナ」編成


発車の30分前、13:40頃になったのでホームに向かいます。

リゾートしらかみ5号は秋田駅3番線を14:10ちょうどに発車していきます。

3番線に降りると、新型車両・・・ではなく緑色の車両が止まっていました。

所定だと、リゾートしらかみ5号は新型ハイブリッド車両での運転ですが、

この日は代走でキハ48系のブナ編成がドアを開けて待っていました。

発車の案内もリゾートしらかみ5号。どうやら本当に代走のようです。


調べると、五能線は土砂流入で運転見合わせだと分かりました。

リゾートしらかみ5号は青森からのリゾートしらかみ2号折り返しなので、

所定の車両の新型ハイブリッド車両は不通で秋田まで来れないのです。

どうやらJRの公式サイトの情報によると、運転再開時刻は15時とのこと。

そこで緊急で予備車両のブナ編成で待避設備のある深浦まで走らせて、

深浦で青森からのしらかみ2号と車両交換しそのまま運転するようです。

元々しらかみ5号は深浦到着が16時半頃なので運転再開している時間。

車両交換はするものの、とりあえず五能線経由で青森まで行けるので、

代走ブナ編成のリゾートしらかみ5号に乗りひとまず深浦を目指します。


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側面のブナ編成のロゴ。デザインにもブナの葉が使われています。

白神山地はブナの原生林で有名で、編成の名前の由来にもなりました。

五能線沿線の特色が見られる独特のロゴマークデザインですね。


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ブナ編成がリゾートしらかみ5号の運用に就いた証拠として。

普段はくまげら編成と新型ハイブリッド車両でローテーションさせていて、

ブナ編成がしらかみの運用に就くことは繁盛期以外あまり見られません。

最初から最後までを新型ハイブリッド車両に乗れないのは残念ですが、

むしろ1日でリゾートしらかみ編成に2本も乗れるのは滅多にない機会!
それでは早速、座席に座って発車を待つことにしましょう。


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3号車 ボックス席


さて今回は3号車の普通車指定席で5時間の旅を過ごします。

・・・と思いきや2・3号車のどちらもボックス席で普通座席は1・4号車だけ。

新型ハイブリッド車両とブナ編成、3号車の座席が全く違っているのです。

とった切符は3Aと3B、つまりは3番個室に入れということなのでしょうか?

いや、乗車率が少ないからボックス席の定員で乗客を運べるということ?

まあ何かあれば車掌に聞けばいいので、3号車3番個室に落ち着くことに。

とりあえず、ボックス席を展開しフラットにして発車までしばらく待ちます。

普通車指定席のつもりがボックス席に乗れるとはなかなか得ですね!


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そして14:10、定刻通りにしらかみ5号ブナ編成は秋田を発車しました!

奥羽本線に遅れの影響はないので秋田は定刻通りに発車したようです。

発車してしばらくすると、♪華麗なる大円舞曲が流れて車内放送。

車掌の肉声放送で途中に停まる駅と到着する時刻が放送される他にも、

今日だけは代走であること・深浦で車両交換を行うことが放送されます。

青森には定刻に着けるのか・・・これから先の行程に不安が過ぎります。


さて列車は秋田を発車するとしばらくは住宅街の中を走っていくものの、

土崎を通過する辺りから再び冬の田園風景の中を走るようになります。

土崎に隣接する秋田車両センターには大量のEF81が留置されていて、

日本海側でも首都圏の車両の大量かつ急速な廃車が感じられました。

雨で水たまりが出来ているだけで霧がかかり寂しい休耕田の中を進み、

列車は冬の荒れる日本海が見られる五能線へ向けて走っていきます。


それでは、五能線までしばらく時間があるので車内探索をしてみます。

列車は4両で全車指定席、普通座席とボックス席の2種類があります。

普通座席が1・4号車の2両、ボックス席(扱い上でB席)は2・3号車の2両。

各座席は編成名であるブナのように緑色モケットで統一されています。


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1・4号車 普通車指定席


1号車と4号車はこのJR東日本の快速列車では一般的なタイプの座席。

リゾート列車らしくシートピッチは足が十分のばせる広さが確保されて、

またそれぞれの座席にしっかりひとつずつ窓が振り分けられています。


座ってみると、確かに前の座席には干渉せず足を伸ばせました。

座席はほどほどの柔らかさで少し曲がった感じが背中にフィットします。


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2号車 ボックス席


ボックス席は中央に大きなテーブルを配置し2人掛けのソファが2つ。

座席はフラットにでき肘起きも外せて、完全に寝転がることができます。

2号車と3号車は同じボックス席区画ですが、デザインが異っています。

2号車は無機質なプラスチック感丸出しなのに対して、3号車は木目調。

雰囲気としては3号車の方が2号車より明るい感じがします。


今回乗るボックス席、大きなやはりソファはクッション性もなかなかです。

フルフラットにして肘置きを枕にすれば本当に寝てしまいそうなほど(笑)

半個室タイプなのでグループでわいわい盛り上がるのもいいですね。


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展望区画


また、そういった側面展望だけではなく前面展望にも優れています。

1・4号車の運転台の後ろには前面展望が出来るフリースペースがあり、

少し高めに配置された座席に座りながら前面展望することができます。

列車によってはそこで沿線の文化である三味線演奏・語り部が行われ、

フリースペースはそのようなイベントスペースとしても使われています。


前面展望しやすいように車両の窓は横に大きい形になっています。

しかしこの日は生憎の雨で水滴が付いて視界はよくありませんでした。

そういえばよく見てみると、運転台の座席も緑色のモケットなんですね。

細かいところまでしっかり行き届いたこだわり、流石リゾート列車です。

しばらく前面展望をしてから自分のボックス席に戻ることにしました。


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さて列車は冬の休耕田に挟まれ奥羽本線をひたすら北上していきます。

車内探索前に車掌が来たので切符を見せましたが特に何も言われず、

それに他のボックス席を見てもほとんど人がいなくほぼ貸切状態でした。

やっぱり3号車の乗客が少なかったからこそ出来た代走なのでしょうね。

列車は途中の信号所に止まり遅れていた普通列車の通過を待ってから、

そのため2・3分ほど遅れ五能線の始発点である東能代に到着しました。

五能線の土砂流入の遅れがじわじわこの列車も影響を受けてきました。

ここ東能代では配線の関係で方向転換を行い進行方向が逆になります。

遅れを保ったまま列車はさっきまでとは逆方向へと進み五能線に入ると、

まもなくバスケの強豪校で有名な能代市の中心地は能代に到着します。

いよいよ、ここからリゾートしらかみの旅が本格的にはじまります!


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能代を発車して本格的に五能線に入ると、まもなく米代川を渡ります。

厚い雲の下、大きい川で天候が故に濁った大量の水が流れていました。

冬の荒れる日本海を目指して列車はさらに五能線を北上していきます。


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しかし、いくら五能線とは言うもののすぐには日本海は見えてきません。

しばらくは進行方向左側の海側にも冬の休耕田が広がっていました。

そんな閑散としている冬の車窓は5駅先の東八森までしばらく続きます。

そして、列車が東八森を通過するといよいよ・・・


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眼下に冬の荒れ狂う日本海が広がります!!

濁った海水は防波堤に何度も大きく荒れる波を叩きつけていました。

車窓から見ているだけでも冬の日本海の壮大な厳しさが感じられます。


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列車はここからしばらくはすぐ近くに日本海を見ながら進んで行きます。

この近辺の線路は高い位置にあり日本海を小俯瞰することができます。

でも荒れる日本海というのも北の冬の厳しさが感じられていいのですが、

やっぱり夏のように遠くまで見渡せないのは少し残念でしたが・・・(汗)


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まもなく列車はあきた白神も発車すると1駅で岩舘に到着しました。

しらかみ停車各駅には、リゾートしらかみ15周年を記念する看板があり、

いかに五能線にとってリゾートしらかみが大きい存在かが分かりますね。

列車はまだまだ日本海に沿って五能線を北上していきます。

岩館を発車すると、いよいよ列車は秋田県から青森県に突入します。

リゾートしらかみから見る日本海はここからもっとおもしろくなりますよ!


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岩館を発車し県境付近、列車はだいぶ高いを走るようになります。

海岸にはさっきまでは見られなかった大小様々な奇岩が見えてきました。

県境に険しく海岸に林立する奇岩は荒々しい様子を引き立ててくれます。


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だんだん県境に近づくに連れて奇岩の険しさが増してきました。

大きな波は奇岩に押し寄せては弾かれて高い水しぶきを上げています。

しかし、そんな奇岩が林立する車窓も県境を越えると見えなくなりした。

県境を越え最初の駅は大間越を通過する頃には海岸線もなだらかに。

再び道路と並走しながら列車はまだまだ北上していきます。


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列車はしらかみのとある編成名の由来にもなった十二湖を発車すると、

海岸線に沿い左へ線路は曲がり進行方向を一旦西へ変えていきます。

すると海岸線からだんだんと離れて、山中の休耕田が見えてきました。

再び進行方向を北に戻すと、欧風リゾート地のウェスパ椿山に到着。

まずホームの向こうに赤レンガの欧風物産館がお出迎えしてくれます。

ウェスパ椿山は温泉・体験工房・椿山展望で有名な五能線の観光地で、

駅真正面には西欧をイメージした物産館「コロボックル」が隣接します。

椿山観光の出発点であるそこは、いかにも玄関らしい雰囲気ですね。


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数人の乗客を新たに乗せて列車はまだまだ五能線を走っていきます。

ここまで来ると海に突き当たり線路は右に曲がって東へ進んでいきます。

沿線の海岸線の波は風向きの関係なのか少し穏やかになってきました。

天気も少し薄曇りになってきて、周囲も野原で荒涼とした海岸ですね。


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そんな車窓を見ながら進むこと30分、深浦に到着しました。

最初の普通列車行き違いの遅れを引きずり2・3分遅れての到着でした。

さてリゾートしらかみの旅は後半へ突入、まだ五能線の旅は続きますが、

ここ深浦で車両の運用の都合で車両交換を行うため乗り換えをします。

車両の運用を通常に戻すため、秋田からここまで乗ってきたブナ編成と、

まだ来ていない青森からの新型ハイブリッド車両と入れ替えるわけです。

既に五能線は運転を再開していて、通常ダイヤに戻しているそうです。

これで五能線で足止めを喰らうことなくさらに目的の車両にも乗れます。

いよいよ新型ハイブリッド車両に乗車、リゾートしらかみの旅は続きます。



続きは次回、深浦からは新型ハイブリッド車両に乗車します!

・・・う~ん個人的にはもう少しボックス席を占領していたかった(笑)