思えば、キッカケは全く些末なことでした。
社会人になってハードな運動を愉しむようになってからは、日々の洗髪が大変だからとスポーツ刈りに移行し、恐らくその状態で十年以上を過ごしました。
今から2年前、Yahoo!アバター廃止アナウンスがあって新体制へ移行するまで今までの有償アイテムも自由に使える時期がありました。このときわざと自分のアバターを女の子らしく着飾ってみたところ、面白いと思っただけではなく一度本当にそのまんま変身してみたいなどと考えてしまったのでした。「男性の長髪が流行ると思う」という記事を書いたときのことです。
それから半年経ち、髪を伸ばすのはいいけどそのまんまだと運動のとき困るだけでなく、人に不快感を与えかねないということで髪を結ぶことを考えました。今からすれば、よくそんなことやろうなんて考え起こしたものだなーって思います。これが「ポニテにしてみた」の記事を書いた去年の6月のことでした。
更に一年半が経過しています。飽きたり考えが変わったらバッサリ切って元に戻ろうと思っていました。まあ、仮に私が不特定多数の人に応対する市役所の窓口担当のような仕事に就いたならさすがに今のままというわけにはいきませんが、そういった変化もなく、ずっと伸ばし続けています…と言うか勝手に伸び続けています。
約一ヶ月前の撮影です。
(この髪留めは目立つので相変わらずアジトに居るときの限定使用です)

髪を解くとどうなるかというと…
アバターの男の子と同じ髪型です。残念ながら脱色はしてないけど…^^;

人間というのはどんなことでも慣れることができる生物です。自分自身も周囲もそうなっています。初めてポニテにして買い物に行くときの自身の抵抗感ったらなかった…ポニテデビューなんて書いていました。
最初のうちは髪留めを使うのも下手くそで時間がかかっていました。今は手元にあるいろんな髪留めを使い分けています。自分で買ったのは数本だけで、半分以上はバドの友達が気を利かせて買ってきてくれたものです。ピンク色のがあるし、フリフリが着いた可愛らしいのもあります。さすがにアジトとバドへ行く日限定です。
スポーツ刈りのときは石けんで洗ってバサーッと流して終わりだったけど、今は長いので手入れが大変です。伸ばすのはいいとして、不潔なのは絶対に嫌だから丁寧にシャンプーし、脂を取り除き過ぎないようコンディショナーを使っています。それからキチンと乾かしてブラッシングして…ロングの女性の気持ちが分かります。
まあ、分かったからどうなるって訳でもないんですが、もし自分が何の疑いを覚えることなく常識と標準の枠にはまった人生を歩み続けていたら絶対に体験することのない事象です。一度もやった経験がない何かを試すことについて、それが誰の害悪にもならないものなら、試すこと自体が有益で、何故試そうと思ったかを考えたり問うたりすることは無意味です。これは前にも書いたっけ。
自分の身体を労るなら、髪も身体の一部です。ビジネスマンが首元のネクタイをキリッと締めて仕事モードへ移行するのと似て、風呂から上がって充分に髪を乾かした後、両手を頭の後ろに回し、親指で髪を掬い上げて手際よく髪留めでまとめ上げる…自分の中でサッパリするしスッキリします。朝起きて髪が巧くまとまらないと嘆く女性が結構居るようだけど、こういうことなんだなーと納得できます。
ポニーテールと言えば、今日のことこんな事件がニュースサイトに載っていました。
女子中学生が後ろから近づいてきた男に、ポニーテールを切られる
何とまあ酷いことするよなあ。20cmも切られれば完全に元に戻るのに2年近くかかってしまう。それまでは2年間、元の自分の姿を「壊された」状態で過ごすことを余儀なくされるわけで…頭髪だから肉体的痛みがないというのは低次な男性的発想です。まあ、犯人もそんな考えだから手を下すことができたんでしょうが…
自分がそういうスタイルで居るからでしょうが、最近は街中を歩いていて男性のポニテを結構見かけます。年齢も自分と同年齢かそれより上の世代でみかけます。人それぞれだけど、束ねた髪がくしゃくしゃだったり不潔なのはちょっといただけないなあ…それだと単に散髪に行くのが嫌なだけの不精者みたいだし。
髪を束ねない非ポニテ(要するに普通の長髪)は若い世代に多く見かけます。どうかすると女性並みに髪が綺麗だったり…若いと髪の量が多いのは強みです。
同様に、女性でスポーツ刈りとまではいかなくともかなり短くカットしたスタイルも見かけます。個人的には脱色系ロングやおかっぱなどが猛烈に好きですが、ベリーショート系もその人の雰囲気に合っていたり、あるいは逆にまったく雰囲気からかけ離れていたりすると妙に気になってしまいます。オトコだから…オンナだから…のジェンダーから解放された考えの元、髪型を始めとして様々なスタイルの幅が広がっていくのは、手放しで喜ぶべきことと思います。










