方向幕の加刷 | 時刻表燈のブログ

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こんにちは、今日は久々の方向幕ネタで。

度々このブログでご紹介している方向幕。

色々な方向幕がありますが、自分のコレクションで多いのが「側面電動方向幕」。
車両の側面に設置されホームで乗客が目的の列車かどうか確認できるようになっています。

多くのJR(国鉄)の車両の場合、形式により20~70コマ(種類)が表示できます。
70コマの表示ができる車両であれば運用上起こりうるであろう行き先や、列車名を大方カバーできますが20コマだったりすると、ダイヤ改正があったりすると表示が足りなくなることがあります。

空白のコマがあればそこに新しい列車名、行き先を印刷すれば良いのですが、空白のコマが無ければどうするか??

今はほとんどの場合、新しい方向幕を用意して幕を丸ごと交換します。

昔は行き先の印刷してあるコマを消し、新たな行き先を印刷する事が多くありました。
キレイに分からないくらいにできている場合もありますが、使い込んだ方向幕でやると・・・


キハ183系の物です。
判りますね??
このコマは元「特急北斗 函館」です。
函館の文字が不気味に浮かび上がっています。

このような加刷は北海道と九州で多く見られました。ここまで露骨に見えると興味の無い人まで凝視してしまいそうですね。


もうひとつご紹介。
こちらは少し分かりにくいかも。



781系の物です。

表示器に付けていないので余計分かりにくいですね。


これでどうでしょう??
旭川の下のローマ字表記部のアップです。
「K」のところ、うっすら「G」が見えますね。
これは、ご存知の方も多いと思いますが間違ったのを修正したわけではなく、旭川駅は昭和63年3月まで「あさひがわ」と表記していました。この後「あさひかわ」に改称されたため方向幕の修正となったわけです。

こんなことまで方向幕から読み取れるって、方向幕って面白いですね~


それでは・・・