基本データ

名称:中山の滝

落差:1m

所在地:東京都檜原村下元郷

水系:多摩川水系秋川

評価:☆(5段階中)

難易度:1(5段階中)

訪瀑日:2025年7/23

 

まず、滝の位置です。檜原村の下元郷地区にあり、秋川本流の滝になります。この滝は都道33号線の脇に入口があるものの、専用の駐車スペースが無く、またこの都道は交通量も多いため、路駐することもできず近さの割にはちょっと訪れるのが面倒な滝です。車で行く場合は、少し離れるものの村営下元郷駐車場(無料)に駐車し、少し都道をあきる野方面に歩くことになります。駐車場から都道を進んでいくと、3分くらいで空き地のようなスペースがあり、そこにトイレがあります。

 

このトイレが滝の入口の目印です。

 

このトイレの横から写真のように川へ下りていく遊歩道が続いているので、ここを辿っていきます。

 

途中、このように中山の滝の説明板もあります。そして、入口から歩いて2分くらいで河原に出て、そこに目的の滝があります。

 

中山の滝

 

秋川本流にかかるため、水量は凄いです。

 

中山の滝

 

ただ、落差がたったの1mしかなく、滝と言っていいのかかなり怪しい感じです。

 

中山の滝

 

こんなに小さな滝ですが、実は古くから知られており、風土記にも「鮎飛滝」という名前で紹介されているそうです。

 

中山の滝

 

ちょうどこの日、この滝を撮影していたところ、何か滝のところで黒い影がピョンピョン跳ねているのが見えました。不思議に思って目を凝らして見てみると魚が何匹も飛び跳ねてこの滝を越えようとしており、「鮎飛滝」という昔の名前がとても腑に落ちました。

 

中山の滝

 

人間からしたら大したことない高さですが、魚にしてみればここを越えるのは簡単ではないはずで、そう考えると「滝」と呼んでも良いのかなと思いました。

 

中山の滝

 

また、福生にある米軍横田基地のアメリカ兵達がこの滝を多く訪れていたことから、地元ではアメリカ淵とも呼ばれているそうです。

 

滝というよりも急流といった感じで、わざわざ訪れる価値があるとは思いませんが、歴史ある滝なので時間があれば行ってみるのも良いと思います。