授業が始まり、給食もはじまった。1人で食べることがなくなった。そうならないように、隣の席同士で皆が食べた。話かけてくれた人もいた。友達?とは呼べないけど、話しても苦にはならなかった。先生が教室にいることが多かった。休憩時間も休み時間もだ。だからだろうか…いじめに合うことがなかった。先生の近くにはいつも生徒がいて、何かを話している。自分のしたいことをしていても誰も何も言わなかった。色んな人がいる。初めて、知った。

帰りも「また明日」って交わす言葉が嬉しくなった。いてもいいんだと安心できた。

その頃からだった。飼ってた動物が家出するようになったのは。何かを得ると何かを失う。そんなもんだ。今ならそう思えることもこの頃の自分では、考えが及ばない。ただ理由を考える。そんないやだったのかと。

学校は、行かなきゃいけない場所から、行きたい場所になった。先生に会いたかった。