《2023年9月》

 

萌萌(もんもん)くんこと(元こた)が12歳8ヶ月の兎生を全うし天国に旅立ったとご連絡をいただきました。亡くなるほんの数時間前の動画を見せてもらった時は、まさかと思うくらいしっかりした風でしたが家族に見守れながらの旅立ちでした。

 

萌萌くんは「もうすぐ4歳」という頃に保護されました。

歯が伸びており、食べられない期間も長く身体は痩せこけ、あと1日でも遅かったら死んでいたと言われるほど衰弱死寸前でした。元飼い主は人間のお子さんが生まれたあと、萌萌くんをベランダに追いやりその後、1年間過ごしました。

 

牧草は食べないからという理由で与えてもらえませんでした。ベランダに追いやったという事実は、うさぎを可愛がる私たちからすると考えられないようなことかもしれません。ベランダで飼育するきっかけになったのはお子様のアレルギーでした。うさぎと暮らす人たちがペットである「うさぎの地位」は人ぞれぞれで、それを強制するようなことも出来ませんが、無知識で飼うことは罪だと思います。

 

萌萌ちゃんは飼い主がうさぎ専門店に相談し、
そこからの依頼で保護になりました。
(なぜ病院ではなく専門店に行ったのかも無知識による結果だと思います)

 

家で暮らしているうさぎがすべて愛情に包まれて過ごしているとは限りません。

萌萌くんのようなうさぎさんも沢山いるでしょう。

 

萌萌くんは保護期間も譲渡してからも全く牧草は食べることは出来ませんでした。2ヶ月に一度の歯のカットに病院に通っていただき、支えてくださったからこそ、つらかった日を忘れるほど長く里親さんと過ごしてくれたように思います。

 

たくさんの保護うさぎから色んなことを教わり、

自分がどのように思って何ができるのか、先月の訃報のハナちゃん(元アナ)そして今回の萌萌くん。SAVE THE RABBITSとして私が何ができるか?これからも模索していきたいと思います。

 

萌萌くん、ありがとう。

お悔やみを申し上げます。