2024 3年生ブログ NO.20 並木蒼太 | 立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部日記

立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~

No.20 並木蒼太









プロフィール


学部学科: 文学部文学科ドイツ文学専修

経歴: 小梅SC→専修大学松戸中学校→専修大学松戸高校

ポジション: DF、MF

マイブーム:サーフィン、読書


他己紹介


並木蒼太。多くの人は彼に対して「静かな人」というイメージを持っているだろう。彼は自他共に認める陰キャラであり、大人数が集まる食事の場で発言することはほぼ無い。常に同族を探しており、陰キャラっぽいサッカー選手を応援するようにしているらしい。最近ではオフに車を走らせ1人でサーフィンに行ったり、恵比寿や中目黒の美容院に通うなど陰キャラからの脱却を目指している。

彼のサッカーに対する熱量は誰よりも高く、練習前後の東上線内では常にDAZNでCBのプレーを研究している。また、富士見に向かうチャリの道中ではその日の目標を宣言し、練習後には反省を欠かさない。練習後は7割の確率で落ち込んでいるため、毎度彼のメンタルケアをするのが私の日課である。自主練中に「自分がプレーしている時の姿勢が見たい」と言われ、彼のパスコンをスマホで撮影させられた時はその変態ぶりに感動せざるを得なかった。

そんな彼が大学サッカーについてどのように考察しているのか、ぜひご覧ください。

 

 


紹介人:佐藤史啓(DF/立教池袋高校)



「豊かな心」


さとふみ紹介ありがとう。

紹介文ですが、完全にイジってきてますね。彼はまじで盛りグセがあるので皆さん注意して下さい(大人数の時喋らないは完全に嘘)。普段そんなに陰キャラな自覚はないのですが、とんでもなく面白い人ばかりのサッカー部では陰キャラに成り下がらざるを得ません。たしかに、年々人前で目立つのが苦手になってきているのは事実ですが、仲良くなれば普通に喋るので全然気を遣わずに絡んでください。

文学部としてのプライドが邪魔して少し長い文章になってしまったので、時間がある時に読んでもらえると嬉しいです。

 

では、早速本題に入ります。

大学までサッカーを続けていると、幾度となく壁が立ち塞がり、悩みます。自分も紛れもなくその1人です。ただ、サッカーに限らず、壁にぶち当たった時の振る舞いや行動に、その人の考え方や人間力が現れると感じます。誰もがうまくいきたいし、できれば苦しい思いはしたくない。でも、人生はそんなにうまくいきません。だいたい自分が想定していなかったことが起こるし、自分のイメージしているビジョンを叶えられることは少ないと思います。そんな時、「豊かな心」を持てているのか。これが壁を乗り越えていく上で大切な要素だと気づきました。反省しがちで考え込んでしまう自分の性格は、気持ちの切り替えやメンタルが重要なサッカーにおいてマイナスに働くことが多かったです。ただ、経験や出会い、時には読んだ本によって考え方がアップデートされ、少しずつ心が豊かに、柔軟な考え方ができるようになってきました。また、今年怪我の期間が多いことも考え方や行動を改めるきっかけになりました。4月から2回怪我をして、合わせて3ヶ月ほどの離脱期間がありました。これまで怪我が少なかった自分にとって、公式戦期間にこれほど離脱してしまうことは想定外で、復帰して2回目の怪我をした時は結構ショックでした。怪我の間に公式戦が次から次へと消化されていき、緊張感のある試合を経験してどんどん成長していくチームメイトをみて危機感を募らせ、頭はネガディブな感情で溢れていました。でも、そんなマイナス思考ばかりで前向きに未来に向かえるはずがありません。まず、怪我をしてしまったという変えられない事実を受け入れ、その上で自分の行動で失敗すらも正解にしてしまえばいいと考えました。マインドが変わり、どんな失敗や成功も全て自分のエネルギーになると思えるようになりました。こうして勝手に自分を苦しめていた雑念は減り、少し肩の力が抜けて、地味でキツいリハビリもポジティブな感情で取り組めました。怪我の期間だからこそできるトレーニングを多く取り入れ、結果としてフィジカル的にも成長できたと思います。「豊かな心」をもつことで余白が生まれ、前向きに物事に向き合うというアプローチが自分には必要でした。

これからシーズンも佳境に差し掛かってきます。最近完全合流することができましたが、ここから競争に加わり、序列を上げていくことは簡単ではありません。けれど、日々情熱をもって指導してくださっている水さんをはじめとした立教スタッフや普段自分を支えてくれている人たちへの感謝は、言葉以上にピッチでの成長で示さないといけないと思います。そのために、「豊かな心」を持ち、感情や思考のブレを無くして目の前の状況に向き合い続けることが必要です。全てはサッカーで人生を豊かにするために。今シーズンを笑顔で締めくくるためにも、まずは自分自身の成長にフォーカスしていきます。

長く拙い文章でしたが、ご一読いただきありがとうございました。

今後とも立教大学体育会サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。


〈プライベート写真〉




名古屋名物ぶーちゃん?との1枚

(さとふみ撮影)


NEXT No.21 野口航汰(DF/星稜高校)