No.12 佐藤史啓
他己紹介
立教一、彼のことを見てきたから言える。彼ほど気持ち悪い人は見たことない。(良い意味で)。普段は穏やかで物静かだが、運転になるとその人格は一変し、悪口を言い声を荒げている。本当に気持ち悪い(良い意味で)。けど送迎いつもありがとう。
また、彼はラーメンを愛しすぎていて、次第に先輩や後輩から「ラーメン」と呼ばれるようになり、嬉しそうにニコニコしている。本当に気持ち悪い(良い意味で)。
気持ち悪いと言い過ぎたけど、全部良い意味で言ったから許してね。
髙橋秀斗(MF/立教池袋高校)
変態、彼についてはこの2文字でほとんどの特徴を説明することが可能である。筋トレに異様なモチベーションを持ちながら全く成果の出ない細い身体、村上春樹をこよなく愛し選択した文学部という進路、すでに変態である。
ここまで髙橋と散々な悪口を書いたのだが、彼には尊敬できるところもある。あえてここでは明言しないが、彼が普段から培っているであろう文才を遺憾なく発揮し綴る本ブログの中にそのヒントは確かに隠されているはずだ。
松井浩平(FW/立教池袋高校)
「耐える」
文学部史学科3年の佐藤史啓です。他己紹介を読んでいただくと、まるでやばいやつかのように思われると思いますが、彼ら2人はいつも話を盛る習性があり、今回もかなり盛られているので気にしなくて大丈夫です。
このブログでは「継続すること」について最近考えていることを書きたいと思います。
「継続は力なり」ということわざがあるように、私たちは継続することが大事だと「思っている」。しかし、頭でそう思うだけでなく、実際に何かを継続してみるとなると、とても難しい。継続したことによる成果はすぐに現れるものではないからだ。私はこの考えの下、やの(3年/立教新座)や浩平に「細すぎ」とイジられながらも、高いモチベーションで筋トレをしている。
多くの人が「今日はいいや」などと楽な方向に流され、高い質で努力を継続することができない。実際、私も新しい環境に慣れていなかった1年生の頃、家からグラウンドまでの移動時間の長さやレベルの違いを言い訳にして、努力を継続することを怠っていた。これはよく言われることであるが、努力を継続しても自分が思い描いているような成功を掴むことができるとは限らない。しかし、「努力が報われないから」という理由で一度諦めてしまったら、その後は絶対に成功することはできない。私は継続というのは、「成功する確率を1%でも上げていく作業」だと考える。そのため、奇妙なアップを練習前毎日行い、常に高いモチベーションでメダルゲームをプレーする牛頭(3年/実践学園)を周りと一緒になってイジりながらも、少し尊敬している。
最近、継続することの重要性を改めて感じる機会があった。
小学生のとき、友達の多くが地元の強豪サッカークラブに所属していた一方で、私はサッカースクールに週1回通っているだけだった。しかし今年1月の成人式で久々に地元の友達に会い、今もサッカーを続けているのは自分だけであることを知った。考えてみると中学入学時、同学年の中で身体能力も技術も一番低かった自分だけが大学までサッカーを続けている。中学や高校までの自分と今の自分を比較して、サッカーを通じて多くの経験をし、様々な面で成長できていると感じることができた。3年目になって、時に当たり前のように感じてしまっている今の環境も、中学・高校の自分から考えれば思ってもみなかったようなチームメイトとコーチの方々に囲まれてサッカーをすることができている。
大学に入ってから練習でのプレーがうまくいかずネガティブになったり、話す気になれず誰とも喋らず帰った日は何度もある。しかし、「継続」について考えてみると、今までの自分のように1日や1週間の成果で諦めたり投げやりになったりするのではなく、長期的な目線で見た時の成長にフォーカスすることが重要だと感じた。短い間で見れば失敗と思えるようなことでも1年、2年と長い目で見れば成長していると感じることができるのではないだろうか。そう考えると、いかに苦しいことがあっても耐えて努力を継続することが最善であると言える。
素晴らしい現在の環境と、大学までサッカーを続けさせてくれている両親への感謝を忘れず、自分のやるべきことを継続していきたい。
〈プライベート写真〉
フロンターレ