No.31 松木 遼平
「 魅力 」
《プロフィール》
学部学科: 社会学部現代文化学科
出身: 千葉県
ポジション: GK
背番号: 41
最近ハマっていること/新しい趣味:筋トレ(秀太を筆頭に筋トレ部、はじめました)
「1年中元気でポジティブな松木。松木と会うと毎回「大地、やれよー」しか言ってこない。もうその絡み飽きた。絡みのバリエーションを増やしてくれ。ほぼ毎日元気な松木だが、たまに無理して明るく振る舞っているように見える。普段は表さない思いが今回のブログに綴られているかもしれない。注目だ。」
前田 大地 (DF/柏レイソルU-18)
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今回ブログを担当します、社会学部現代文化学科2年の松木遼平です。デカくて無愛想だけど、グラウンドで会うと毎回笑顔で絡んでくる可愛い前田くん(2年/柏レイソルY)が僕のことをどう紹介してくれているかかなり不安です。
滅多にない機会ですのでこの場を借りて宣伝させて頂くと、「松木LINEスタンプ」大好評発売中です。欲しい方いらっしゃいましたらプレゼント致します。収益が全て作成者のかいと(2年/横浜市立東高)に行くことが自分としては少し不満ではありますが…。
本題に入りますが、「1年間を振り返って」ということで昨シーズンを振り返ってみると、ここでは書ききれないほど多くのことを経験しました。寝る時以外全ての時間を勉強に費やし、やっとのことで掴んだ立教大学入学の切符を手に喜んでいるのも束の間、すぐにサッカー部の練習が始まりました。新入生リストを見ると、代表候補経験者のケイタ(2年/FC東京Y)や、国体優勝経験者のユウト(2年/大宮Y)など輝かしい実績を残してきた同期の中で、当初キーパーは全く無名の自分1人だけでした。しばらくして、アメフト部とサッカー部どちらに入ろうか悩んでいた足の指から頭のてっぺんまでほぼ筋肉でおなじみの翔(2年/立教新座高)が入部することを聞き、めちゃめちゃ嬉しかったです。
木下コーチ(4年/学生コーチ)に貸して頂いた本に、「サッカーの中でゴールを守ることが目的のポジションはキーパーだけである」と書かれていました。FWはもちろん、DFでさえ点を取ることが目的で、CKで守備型の選手が点を取るシーンもよく目にするし、駆け上がって行ってシュートまで打つセンターバックもいます(2年/農大一高)。しかし、キーパーが点を取りに行くことなんてほとんどないし、仲間が点を入れた時は一番遠くで喜びます。シュート練習の時なんてフィールドvsキーパーで、40人近くの選手が間髪入れず思いっきり打ってくるのをただ1人、ゴールを守る。どんなに練習でシュートを止めて、自主練でたむさん(フィジカルコーチ)にシュート毎日浴びるように打ってもらっても、自分のミスで勝ち点を落としたり、仲間のミスで自分の評価が下がることだってあります。
去年一年間は、その残酷さを痛いほど感じました。出場した後期のIリーグは失点を重ね、全く結果を残せませんでした。いつも試合後にはシゲくん(3年/神戸国際高)に「失点記録作れるんちゃうかあ!」とイジられて、本当に悔しかったです。
悔しい思いばかりの中でキーパーにこだわる理由は、何か。何に魅力を感じているか。それは、そのマイナスな気持ちを遥かに超えるほど、魂が震える瞬間があるからです。至近距離からのシュートに、無意識に手が出る感覚。隅に打たれたシュートを掻き出す時の、一瞬、音も意識も体も「無」になる瞬間。「これだからやめられない」と何回も思ってきました。これからもきっと、キーパーというポジションに悩まされながらも惹きつけられ続け、より深く、よりハマっていくのだろうと思います。
今シーズンも折り返しの時期ですが、残りのシーズンもただひたむきに、自分らしく駆け抜けます。長くまとまりのない文章ですが、読んで頂きありがとうございました。
《お気に入りのプレー写真》
《プライベート写真》
同期とでっかい泣き虫を慰めた会
(左から2番目)
次回のブログは…
宮地 冬優(FW/佐野日本大学高校)