No.29 前川 壮太
「 ウスマン・デンべレ 」
《プロフィール》
学部学科: 経営学部経営学科
出身: 桐光学園高校
ポジション: DF
背番号: 129
最近ハマっていること/新しい趣味: 料理する
「『前川って少し変わってるよね』そんな言葉をよく耳にする。確かに言葉で説明しづらい良い意味で人とは違う人柄を持っているが、その性格が故にサッカー部全体、そして3年以上続いている彼女から愛されている。彼は普段は海外サッカーと彼女へ情熱を注いでいるが、いざプレーしてみると性格通りの独特なドリブルや圧倒的なスピードとフィジカルで相手を翻弄していく。そんな彼の独特な感性から放たれる文章に注目してみよう。」
藤田 梢紘 (MF/新潟明訓高校)
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こんにちは。
経営学部経営学科の前川壮太です。
今年のイケメンランキングではまさかのランク外で、皆の期待に応えられなかったので来年は堂々の1位になれるよう頑張ります。
というかなぜ今年選ばれなかったのか毎日疑問に思っています。皆も心のどこかで、「なんで前川いないの?」と感じている人もいるでしょう。これは本当に自分自身に問題があるのでしょうか?
そんな冗談はさておき(半分ほんと)、本題に入ります。拙い文章ですが最後まで読んでいただけると幸いです。
「デンベレみたいにならないように」
ヴァレくんがそう私に向けて伝えてくれました。
デンベレとは、スペインのFCバルセロナに所属しているサッカー選手です。約190億円の移籍金でドルトムントからバルセロナへやってきたデンベレは、両利きという優れた才能を活かし、昨シーズンでは主にアシストを量産して活躍しました。
ではなぜこのような選手にならないようにと伝えられたのか。理由として、デンベレには大きな欠点があるからです。
それは怪我を繰り返し起こしてしまうということ。
私自身、サッカー部に入部してから3回も、怪我の影響で離脱しています。公式戦も手で数えられるほどしか出ておらず、何も結果を残せないままあっという間に時間が過ぎてしまいました。
負傷し、長い時間をかけて治して復帰した直後にまた負傷。怪我を繰り返してしまい、既にデンベレのようになってしまっている自分にとても腹が立ちました。期待に応えられず、ピッチ外で練習を見つめる日々が続き、「おれ何やってんだろ」と何回も感じました。
高校生の時は、鉄人と言われるほど怪我が少なく、ありがたいことに高校2年生の頃からスタメンで使わせてもらい、アグレッシブさを特徴にプレーで存在感を発揮していました。頂点もどん底も味わえたそんな過去の自分と比べ、もともとポジティブ思考で何事にも積極的な自分が、ネガティブで消極的になっていくのが目で見えるようにわかり、価値のない選手になっていくことを痛感しています。
「また怪我したくない」「再発したくない」という思いがプレーに出てしまっており、アグレッシブさが足りず自分らしさを失いかけていました。
ですが、こんな問題は考え方一つで変わります。
過去に出来ていたことが数年後に出来なくなるのはほとんどメンタルのせいです。
怪我するのも落ちぶれていくのも自分の責任で、自分自身を追い込みたくなる時もあると思います。ですが、そんな時は考えすぎる必要なんてなく、自分の1番輝く姿を想像して前進していくことが1番の解決策です。
絶対衰退してはいけなく、人生のほとんどをサッカーに捧げてきた以上、期待に応え続けなければなりません。今はただがむしゃらにやるのみです。
今まで以上にサッカーへの意識を強く持ち、必ず爆発した姿を見せられるよう残り約2年半突っ走っていきます。
そしてもうデンベレにはなりません。怪我しません。
怪我ばかりのデンベレですが、ホームスタジアムでサポーターに大ブーイングを受けながらも最後は結果を残し、罵声を拍手に変えました。
私は両足を使うことはできませんが、彼のような「無双メンタル」を持ち続け、常に結果を残し続けられる選手になります。
私は庄司に高校生の時からいろんなことを散々言われてきたので、ちょっとやそっとで落ち込むことなんてありません。チームの皆も私のために言ってくれるのであればどんな厳しい言葉でも受け入れ、躍動していきます。これからもお互いに厳しく指摘し合い、より強い集団になれるよう頑張っていきましょう。
まとまりのない文章になりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
《お気に入りのプレー写真》
《プライベート写真》
大好きな池袋キャンパスで撮った写真(右)
お洒落なレストランで撮った写真(左)
次回のブログは…
前田 大地 (DF/柏レイソルU-18)