☆4年生引退ブログ☆
No.36 今井 翔太郎
「 サッカーの教え 」
《プロフィール》
学部学科:コミュニティ福祉学部スポーツウェルネス学科
出身校(チーム): JFAアカデミー
ポジション: DF
背番号: 25
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『 サッカーの教え 』
こんにちは。
立教大学コミュニティ福祉学部スポーツウエルネス学科4年今井翔太郎です。
僕は、この4年間のサッカーを通じて喜び。笑い。悲しみ。苦しみ。本当にたくさんの経験をすることが出来ました。
この文章を読んで、今井翔太郎と言えば”試合中よく叫ぶ”そう思ってくれたら十分です。
なぜこの四年間でそうなったのか。等身大の自分でカッコ悪い部分も何も隠さず綴ったつもりです。
公式戦に出たいけど出れなくて苛立ったり、焦燥感に駆られてる人が少しでも気が楽になったり、モチベーションが上がればと思い、今までの経験も含めて書いてみました。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
大学サッカーのスタートはBチームからだった。Bチームで力をつけてAチームに早く上がりたい。そんな気持ちで大学のスタートを切った。
けれど、なかなかAチームに上がることが出来なくて、前期までBチームで共にしていた同期がAチームにあがり関東リーグで活躍している姿を見て、焦りや苛立ちを感じ始めていた。
そのうちAチームで低迷している選手を見るたび、「なんであいつがAにいるんだよ」そう思いながら過ごしていた。結局シーズンが終わって4年生が抜けたタイミングで、Aチームに上がった。
上げてくれた時、「やっとあげてくれたよ。」「早く上げてくれればよかったのに。」そんな風に思っていた。
でも、Aチームに上がってみたら、あの無駄な自信はなんだったのってぐらいに何もできなかった。まともに守備もできなくて、ビルドアップもミスばっかりで、Aチームにいること自体が恥ずかしくなって、早くBチームに戻りたいとまで思っていた。その直後に、Bチームに落とされた。
めちゃめちゃ悔しかったし恥ずかしかった。自分の実力を過信して、柄でもないプレーばかりにこだわって。心のどこかで「クラブの選手の方が上手い」「戦術理解が高い」とか思ってた自分がかっこ悪いし、ダサかった。
この挫折が自身のプレーを見直すきっかけになった。
センターバックとして、一心不乱にボールを追い続け、無理かも知れないけど足を最後まで出し続けること。追いつくか分からないけど追い続けスライディングをすること。そして、うるさいくらいに試合中叫び続けること。
これが自分の生き残れる道だと気が付いた。
幸いにも2,3,4年と部の代表として関東リーグの舞台に立つことが出来た。
応援席から身を乗り出して叫んでくれている部員の中にも複雑な思いを持っている人も少なくないだろう。俺もそうだったから。そんな気持ちを押し殺して応援する悔しさも自分自身よく知っている。
コロナによって、応援を実感する機会は少なくなってしまったけれど、「明日頑張れよ」「明日頼むぞ」「応援してるぞ」と声をかけてくれる仲間がいる。
だからこそ、そんな自分を応援してくれる人、全部員のためにも自分のできる全てを尽くし戦ってきた。応援に応えるために。
この4年間を通して自分が感じたこと、立教の代表として11人に選ばれてこれまで闘ってきたからこそ、自信をもって伝えたい。
あいつより上手いのに。俺の方が強いのに。こんなことを思っている選手が多くいると思う。
確かに技術。戦術。フィジカル。どれも大事だ。
だけどそれ以上に、誰よりも闘え。足がもげそうでもボールを追え。どんな形でも勝負にこだわれ。誰よりも声を出し続けろ。
絶対にそういうやつがチームに必要だから。
この4年間本当に色んなことがあった。
カテゴリーを落とされたことで、自分のプレースタイルを見つめるきっかけになった事。関東リーグにデビューして応援の持つ力を知ったと同時に応援してくれる人の分だけの大きな責任があると知った事。関東リーグ残留をかけた大一番で大空振りをして失点して、終了のホイッスルと同時に涙が溢れ出た事。全十字靭帯を断裂して、サッカーができる喜びを知った事。
本当に色んなことがあった。
どれもサッカーがくれた大切な思い出で、サッカーが繋ぎ合わせてくれた仲間が居たからすべてが楽しかった。
本当にありがとう。
4年に残された時間ももうあとわずか。
リーグ戦残り1試合。
絶対に残留をつかみ取る。
4年間のプライドにかけて。
同期へ
4年間本当にありがとう!
ここまで楽しい時間にすることが出来たのは、本当にみんなが居てくれたおかげです。
学校行けば食堂で女子ばっかり見てるし。(かんた(4年/八頭高校)、ゆうひ(4年/矢板中央高校)、きり(4年/日本大学藤沢高校)筆頭に。)
部活に行けば、じゃんけんして遊んでるし。(雅也(4年/モンテディオ山形Y)、将吾(4年/浦和レッズY)、筆頭に。)
どこかにみんなで出かければ、熊瀬(4年/町田ゼルビアY)のおもろい場面一つは見れるし。
毎日が本当に楽しかった。こんなにユーモアあふれるメンツに出会えて本当に良かった。
最後の残り一週間。全員で笑えるように”ひとつに“なって頑張ろう!
最後に両親へ
これまで何不自由なく、サッカーに専念できる環境をつくってくれて本当にありがとう。感謝の言葉しかありません。中学から寮に入ることを決断した時、何も嫌な顔せず送り出してくれた両親は、本当にかっこいいと思います。特にアカデミー時代、苦しい時、辛い時、いつも気にかけてくれる両親の顔思い浮かべれば、自然と頑張ることが出来ました。本当にありがとう。
これからは少しずつ親孝行していこうと思います!
以上、引退ブログでした!最後まで読んでいただきありがとうございました!
《お気に入りのプレー写真》
※撮影時のみマスクを外しています。
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澤田 章吾(DF/横浜FM・Y)