そんな彼が語るのは一体何なのか。是非、ご期待下さい! 」
千葉 瑛二朗(MF/東北高校)
『 下克上 』
入試の時に面接官にとても怖い顔で
「好きなイタリアの食べ物は?」
と聞かれ
「ピザです。」
と答えたら大学生になれました3年ディサロ峻(たかし)ヴァレンティノです。ここでは自分のサッカー観や人生観ついて熱く語ろうかと思います。私の綴る文章に少しでも目を通していただければ幸いです。
実は部活動に入ったのは大学が初めてでそれまではずっとクラブチームでプレーしてきました。入学当初はそのことで慣れないことが多く、自分の中の理想と現実のギャップに苦しんだことも多くありました。今では先輩も後輩もマネージャーもみんな大好きだし本当に家族だと思っています。そんな大切な人々に出会えたのも入学を許してくれた両親がいるおかげで彼らがいなければ私はこれっぽっちも意味を持たない小さな人間です。本当にありがとう。
さて本題に入ろうと思います。サッカーより大切なことは人生においてたくさんあると思います。家族、友達、学校、仕事など本当に数え切れないほどあると思います。けど、サッカーより最高なものはない。サッカーの魅力はゴールが入るシーンだけではありません。90分という限られた時間で繰り広げられる全てのプレーで小さな戦いが繰り広げられていてその積み重ねがゴールを生み、勝利をもたらします。みなさんはサッカーのどこが好きですか?青い芝の匂い、大きなスタジアムの圧力、ドリブルで抜いた時の爽快感、思い通りにボールを保持してる時の支配感、身体的に相手に勝った時、などたくさんあると思います。そんな中で私が一番好きなことは自分より強い相手を倒した時です。「下克上」を果たした時ほど素晴らしい気分はありません。サッカーは11対11で行われるので個の局面だけ勝っても他が勝てないと当然負けてしまいます。だからとっても難しいし全員が1人のように動くために意思を共有しなければいけません。高校3年の夏に全国をかけたクラブユースの試合がありました。後半に自分のいたチームが先制弾を決めこの勢いなら絶対に勝てると確信しました。しかし、最終的にひっくり返されてしまい負けてしまいました。相手は世間から見たら自分たちより強い相手で彼らに勝って全国出場を決めることで自分たちの本当の強さを証明したかったし、見ていた人、結果を待って期待してくれていた人たちに「やっぱり負けたか」と思われるのがすごく悔しくてモヤモヤが消えない期間がしばらく続きました。練習試合で勝ったってなんの記録にも残らないし結局は公式戦の大舞台で勝たないと下克上とは言えません。今はトップチームではないので関東とかアミノバイタルとかには出られないけど自分に与えられた試合を毎週毎週強い気持ちを持って臨んでいます。そこで結果を出し続けることで自分の価値を証明したいと思っています。
突然ですがテルモピュライの戦いを知ってますか?紀元前480年にスパルタ国の300人の兵士がペルシアの200万人の軍と互角に戦った歴史でも有名な戦です。もう一度言います、300vs2,000,000ですよ?正気の沙汰ではない戦いにスパルタ国王のレオニダス一世は挑みました。国王ながら軍の最前列で戦う軍総司令官でもありそんな存在に素直に憧れました。
彼らの合言葉である
”No Retreat, No Surrender”
(決して後退するな、決して服従するな)
文の初めにも紹介しましたが今の自分の座右の銘となり自分の心に強く響く言葉となっています。この歴史が300(スリーハンドレッド)というタイトルで映画化されたのですが何度も何度も観て自分のモチベーションを高めるのに使っています。きっとこの映画を初めて観た時から私の心には自分より強い相手を倒したいと思うようになったし、勝敗のかかった大一番をモノにするには恐怖心をなくして戦うことや一致団結することの大切さを学びました。
大学を卒業し今後自分の夢に向かっていく中で多くの困難や不利な状況に陥いることがあると思います。しかしそんな時チームの先頭に立ち、大きな敵や組織に立ち向かうことのできる人間になりたいと思っています。自分にはその素質があると思うし、自分の感じた道をどんどんチャレンジしていきたいです。長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました!
《お気に入りのプレー写真》