【2年生ブログ】No.33 宮倉 樹里杏『サッカーが人生』 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~

 
 
【2年生ブログ】
 
〜サッカー部に入ってから1年間の変化〜
 
 
 
 
☆No.33 宮倉 樹里杏☆
 





《プロフィール》
 

学部学科:法学部国際ビジネス法学科

出身:川越東高校

ポジション:FW

背番号:32

好きな食べ物:焼き肉、ハンバーグ

最近ハマってること:毎週水曜日の夜にクレイジージャーニーを見ること

 


 
 
宮倉 樹里杏ってどんな人…?
 
同じ学部の彼は会う度に僕のことをいじってきますが、容姿端麗、学業優秀、それでいてトップチームに所属し関東リーグでは点を決めている相当な完璧人間。そんな彼からはさぞかし貴重な話が聞けることでしょう!

2年佐々木晴也(学連/立教新座高校)より
 
 
 
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『サッカーが人生』

 



法学部国際ビジネス法学科の宮倉樹里杏です。

よろしくお願いします。



この題名にしたのは4年奥谷康平(DF/都立駒場高校)にいじられるのを待ってるからである。



今回の部員ブログ企画のテーマは「サッカー部に入ってから1年間の変化」である。

しかし、私は“変化”の定義がイマイチわからなかったので、「サッカー部に1年間所属して感じたこと」をテーマにして進めていくことにした。



私が立教大学体育会サッカー部に1年間所属して最も感じたことは、皆のとんでもない個性の強さである。選手皆がサッカー面、私生活面においてとんでもない個性を発揮する。



例えて上げるなら、男気じゃんけんに1ヶ月で1万円以上費やす長谷川佳輝(MF/三菱養和SCY)、立教大学のスクールバスで周囲に女の子がいるにも関わらずキツめの下ネタを言っている桐蒼太(MF /日本大学藤沢高校)、何事にもツッコむ安藤泰輝(FW/八千代高校)、休日に絶対に外出しない下川晴(MF/東久留米総合高校)、自分の元カノについて1時間半語り続ける(誰も興味ない)五島魁大(DF/星稜高校)、などなどキリが無い。



ただ、みんなに共通して言えることはただの



サッカーバカ。



頭の中はサッカーで埋め尽くされている。



今までこんなに価値観が合う人たちとは出会えてこなかった。

練習、試合の帰り道もその日の良いプレーや悪いプレー、海外サッカーなどについて永遠に話してられる。

とにかく毎日が楽しい。



正直、大学に入って、高校のサッカー部になんて本当にサッカーが好きでやっていた人は少ないように感じる。

特に自分の母校である川越東高校になんてより少ない。

ほとんどが辞めていく。

勉強が理由というが、実際は何かわからない。

最終的には、50人以上いた部員も10数人になる。試合、練習が終わった後も勉強やゲームも話ばかりだった。

私生活では仲良く楽しかったが、サッカーになると全く楽しくなかった。

雰囲気もグダグダで、試合に負けても悔しがらない選手もいた。



しかし、自分にそんな状況を変えられる力もなかった。



大学サッカーにそんな選手はいない。

みんなが日々上手くなろうと努力するし、チームが悪い状況にあっても一声で状況を変えられる凄まじい統率力を持つ選手もいる。



大学に入学するまでは、自主練なんかただのバー当てとかリフティングとかしかしていなかった。だが、大学では皆が自身の課題を見つけ、それを克服するための自主練や長所に磨きをかけようとする選手もいた。

初めて練習に参加し、自主練で競合いの練習をしている選手を見て驚いた。

そこから、自分の自主練の概念も変化していくようになった。



このように皆が試合に出れるように日々努力し、切磋琢磨している。ボジション争いも激しい。自分は今、この競争が非常に楽しい。



今までは競争なんてなかった。

どんなに悪いプレーをしても試合に出れた。

高校時代は自分が1番うまいと思っていたし、浮かれていた。

自分のところにボールが来たら、好きなだけドリブルして、テキトーにシュート打っていただけだった。

でも、その当時はそれで満足していた。

守備なんかしたことは全くない。



大学ではそんなことはなかった。良いプレーをしないと試合には出れないし、悪いプレーをしていれば当たり前のように試合に出れない。



チームのために戦え、貢献できる選手しか試合には出ることができない。



ドリブルがハンパなくうまい選手、足がとてつもなく速い選手など大学には本当にレベルの高い選手がうじゃうじゃいる。

だが、自分には大学のレベルで通用するドリブル技術もないし、足もそれほど速いわけではない。それに基礎技術にも自信があるわけではなかった。

ましてや、戦術面などほとんどわからない。



そこから自分がチームに貢献できることはフォワードとして、相手が保持するボールを必死に奪おうと追い回し、球際では絶対に負けない選手なることだと考え、そんな選手を目指すようになっていった。

プレースタイルも大きく変化していった。

そのようにして日々試合に出ることを目指していたら、入学前に掲げていた「関東リーグ出場」という目標も叶えることができた。



 試合で調子が悪かったら、早く次の日の練習で取り返したくてたまらなくて、そのことで頭がいっぱいになる。勉強なんて全くできない。悔しくてバイトを休むこともある。



でもそれでいい。サッカーが好きで、サッカーを第1に考えてるから。



これまでで、言いたかったことはとにかく最高の仲間たちに出会えたこと。

そして今、本当にサッカーが楽しく、好きでいれること。



1年間大学に所属して、自分は1つ改めて感じるようになったことがある。



それは親への感謝の気持ちである。



19年間毎日支えてくれた。

サッカーにおいても、私生活においても全てにおいて。

だが、自分は何も恩返しができていない。

ありがとうの言葉さえも伝えられていない。

心の中では思っていても言えていない。



私は勉強もそんなにできるわけではないし、サッカーも上手いわけではない。

だけど、自分にはサッカーしかないから、16年間続けてきたサッカーで良いプレーをしているところを見せて恩返しをしたい。

今の自分にはそれくらいのことしかできない。



正直、大学に入って1回も試合に親を呼んだことがない。

親に試合があるのか聞かれても、練習って言ってごまかしてきた。

自分のプレーに自信がないし、全然ダメじゃんって言われるのが怖かったからだ。



だけど、これからはもっと上手く、強くなってピッチで躍動しているところを見せれられるよう残りの3年間を努力する。



そして、自信を持って試合に親を呼べるようになる。



最後までお読みいただきありがとうございます。


  




《お気に入りのプレー写真》





《プライベート写真》


2年生でディズニーランドへ行った時の一枚(黄色のTシャツ)



沖縄遠征に行った時の一枚(左)
 
 
 
 
 
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