今までは、仕事仲間の人々も肉体的にも精神的にも大変だろうと思ったし、オレ自身も多く働いて給料増えるのは嬉しいと感じていた。
だからそんなに嫌じゃなかった。
でも、いつまでもそのやり方で人生を続けていても大成しないだろうというのもわかっているつもりだ。
だから、いつかは決めなければならないことだったし、オレはただのバイトであり仕事を人生や夢と同じくらい重要なものだと感じたり必要以上に責任を感じることはなかったのだ。
何しろ会社が会社…
オレが思う、時代遅れの何も見えていないような考え方が経営者をやってるような会社だもの、
そんな場所で社員をやる気もないし、過酷な労働条件を強いられても辞める気がない人々の代わりに自分の人生やエネルギーを使うのは嫌だ。
もう十分付き合ったはず。
オレにはオレの人生があるんだし、きっと待ってる人々だってあるんだし、とにかくこれ以上余計なことに気を奪われたり、心配してエネルギーや時間を無駄にはしたくないんだ。
…とはいえ今すぐに何かができるわけでも成果を出せるわけでもない。
困ったことだのぅ。
ただ、すこーしずつだけ目指す生き方に近づいているのはわかる。
UVレジンに手を出したり、
ワイヤーで石を巻く練習してみたり、
私はどこへ向かうのかしら?
こういうたわいないと感じられる日々の積み重ねで、後の成果が変わってくるのだというのは知っている。
だから無駄じゃない。
できることをし続けるんだ。