どうも、連日お世話になりますTOMOTです。



前回記事でもお伝えしましたが、園舎前美化計画の経過報告をさせて頂きます。

文字通り「経過報告」というか、完成まではまだしばらく掛かるかなといった具合ですので、今回は軽めのご報告をさせて頂きます。


はてさて、件の園舎前ですが、以前の記事ではどのような状態だったかと言いますと……

"エレメンタリーの子ども達が植えてくれた種はヒマワリでした"、というお話でしたね。

ちなみにこちら、昨年7月末くらいのお写真だったかと思います。

子ども達やご近所様からこのヒマワリが結構人気だったので、「入園式に散ってしまう桜の代わりにシバザクラを植える」というコンセプトを進めるべきかどうか悩んでいた辺りで、前回記事は〆にしたかと思います。


まあ、結論から言ってしまいますと、最終的にはエレメンタリーの子達と一緒にシバザクラを植えました。

ヒマワリ自体は別の場所でも育てられますし、やっぱり入園式の日に子ども達の目に触れる場所でピンクの花が咲いている、という本来の目的を遵守しようと思いまして。

2024年度入園式には流石に間に合わないかもしれませんが、そんな流れがありましてエレメンの子ども達が精一杯花壇を用意してくれましたので、その経過を順にご報告させて頂きますね。


7月24日

こちらのヒマワリ、実は緑肥用ヒマワリでして、完全に死んでしまっている土地を改良する為に用意したものでした。

以前の記事でも記述したかと思いますが、この場所は土の状態が本当に酷かったのですよね。

なので岩や砂場用土を選り分けたり、腐葉土や堆肥や卵の殻なんかを混ぜ込んだり、色々と手を加えてきたのですが、ヒマワリもその一環でした。

こちらの緑肥用ヒマワリは深く根を張るので土耕効果、土中に栄養素や微細物を発生させる土壌改良効果、枯れたヒマワリを漉き込めば栄養供給効果など様々な力を発揮してくれます。

最初はライ麦かソルゴー辺りで迷ったのですが、園舎前だし草ボーボーになるよりも目に優しいものが良いと思い、それほど背の伸びない緑肥用ヒマワリ"ジュニアスマイル"に決定しました。

そんな土地&そんな品種にも関わらず結構な高さまでヒマワリが育ったので、友人から頂いた土壌改良資材がよほど良かったのかなと思います。


8月8日

水遣りする余裕がなく水切れを起こして枯れ気味のヒマワリでしたが、夏休み中にどなたか養生してくれたみたいで、イリナに行くと支柱とテープが張ってありました。

私はヒマワリの花が咲いたら種がつく前に、そのまま枯らせてしまい土へ漉き込んで堆肥にするつもりでしたが、この様子を見て「君達愛されているねえ」と思わず呟いてしまいました。

夏の間はとんでもない数の蚊が発生するこの場所で、これほど念入りに養生するのは生半可なことではなかったかと思います。

養生して下さった方、ありがとうございました。

種が落ちてしまうと次に植える植物の邪魔になってしまうのでしばらく悩みましたが、幼児クラスの子達にも大変人気なヒマワリ達でしたので、この子達の生命が終わるまでしっかりお守りさせて頂くことに。


10月中頃?

種がつきそうな花は適宜摘み取りつつ、生命を全うして頂いたヒマワリ達。

夏野菜の片付けのとき一緒に茎や葉を細かく切って、米糠と共に土へ漉き込みました。


その漉き込みを行ってから2週間後くらいでしたかね、まだまだ暑かったのでヒマワリ達もすぐ堆肥化するだろうと思い、早々に次の段階へ。

面積辺りの必要量計算を中学生の子達にしてもらった卵の殻ですが、前回はその約半分量を蒔きました。

今回はその残りを細かく砕き、私の友人から頂いた土壌改良資材と追加の腐葉土を一緒に加え、土へ混ぜ込みました。


さらに一週間後。

テスターとして私が昨年春から自宅で育てていたシバザクラをイリナへ運び、次のエレメン開講日まで放置。

子ども達と一緒に、まずは花壇の最奥へ15cm間隔で移植しました。


本当はこの作業を夏終わりに行って、シバザクラが土壌的に問題なく生育出来るようなら、秋口にたくさん追加購入して移植する予定でした。

そうすれば来春の入園式で、この辺り一帯がピンクに染まる様子を子ども達に見せてあげられますからね。

しかしまあ、昨今の季節感がそれを許してはくれませんでした。

上記の作業を行ったのが10月末くらいなのですが、それまでずっと酷い暑さが続いておりましたから、暑さで弱ってしまうシバザクラは移植しようにも出来なかったのですよね。

ヒマワリも頑張って生きてくれておりましたから、花壇作業が一時停止しておりましたし、仕方ありませんね。

そしてやっと涼しくなってきたかと思えば今度は急激に寒くなってしまいますし、追いシバザクラをするには、もはや次の春を待つより他にありませんでした。

とはいえテスター達がひと冬乗り越えてくれれば、土壌的には生育に問題ないことが証明されますし、そのまま様子を見守ることにしました。


そして年が変わり、2024年3月16日

出向の激務を終え、夜に園舎へ顔を出してみると届いておりました。

追いシバザクラですね。笑

園舎前に植えておいたテスター達は、2〜3株枯れたものの、あとはしっかり根付いてくれておりましたので、年度末最後のエレメンタリーの日に皆で追加のシバザクラを植えるため発注しておきました。

届いた株は冬明けの個体だからかあまり状態が良くない印象ですが、テスターを買ったお店で同じ品種を注文したので、種類は全部同じ"オータムローズ"というものです。

ショッキングピンクであるシバザクラの中でも淡めな発色をする品種のようで、比較的桜に近い色味かなと思い、かつ花が終わっても常緑でいてくれるものを選びました。

「春に咲く"秋の薔薇"という名の芝桜という匍匐性植物」、実にトリッキーな品種ですけれども。笑


あ、ちなみに内々の話ですが、最近議題に上がっていた「七夕用の笹」も一緒に注文しておきましたのでご報告致しますね。

例年外部から頂いていた七夕用の笹ですが、今年から頂けなくなってしまうとのことで、色んな園芸店やホームセンターに足を運んで丁度良さそうなものを探しておりました。

笹というのは"成長過程で幹の節皮が剥がれないもの"を言うそうで、色々調べてみた中でも「女竹という名前の笹」が個人的には一番良いかなと思っておりましたが、探せども探せども見つからず。

混迷していたあるとき、たまたまご縁があった庭師さんに「七夕用の笹」について訊ねてみたところ、「オカメザサなら幼稚園の色んなニーズをクリア出来るのではないか?」とご提案頂き注文に至りました。

オカメザサは成長過程で節皮が剥がれてしまうので、分類的には竹なのだそうですけれども、それほど大きく成長しないから小さな子ども達が七夕の飾り付けをするのに良いのだそうです。

女竹という笹を探していたら、阿亀笹という竹に巡り会いましたけれども、細かいことはいったん忘れて、取り敢えず七夕まで一生懸命育ててみたいと思います。


話が逸れました。

そんなわけで追いシバザクラが届いた翌週、2023年度最後のエレメンタリークラスの日。




月曜クラス・火曜クラスの子達にそれぞれ、シバザクラを植えて頂きました。

だいたい土地の半分くらいでしょうか。

植え方が若干いびつではありますが、子ども達が一生懸命定規で15cm測って植えてくれたので、このまま様子を見ようと思います。笑

柵側にあるテスターの株と比べても、やはり注文した株は色味が薄いですね。

オータムローズはシバザクラの中でも生育がゆっくりな子達なので、しっかり定着してくれることを祈りつつ、ゆくゆくは全面がピンクに染まることを願いたいと思います。

楽しみですね。



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以上、投稿日は違うものの結局1日掛りで記事2本書いたTOMOTからでした。