どうも、TOMOTです。



最近ちょっと渋い記事ばかり書いている気がしたので、今週は気持ちを入れ替えてイリナの子ども達の生き生きとした様子をたくさん写真に収めようと思い、右へ左へカメラを奮いました。

新しくイリナに入園下さった子達の親御様方は、保育参観にいらしてきっと色んな意味で衝撃をお受けになったことと思います。
おうちでおっとりと過ごしている子が、園舎内では大はしゃぎしていたり、またその逆も然りで家だと大暴れしている子がイリナでは真剣な面持ちでお仕事をしていたり。

しかししっかりご理解頂きたいことは、参観されたときに見たお子様の様子は"何日も何ヶ月も何年もあるうちの僅か1日"だけを切り抜いた様子であり、子ども達はその前日あるいは翌日はまた全く別の表情を私達職員に見せてくれています。
ですから私がブログにしばしば投稿するような、真剣な面持ちで活動する子ども達の様子も真であり、どったんばったん部屋中を駆け回って注意されている姿もまた真なのです。
そして、そういった両極端な場面を日々積み重ねてこそ、本当の意味で"心の成長"が起こってくるのだと私は思います。
怪獣のように快活な子が天使のように穏やかにお仕事をする日もあれば、天使のように穏やかな子が怪獣のように暴れ回っている日もあります。
それで良いのです。
それは子ども達が自分自身を解放している証拠であり、また子ども達は「良い子ちゃんでいよう」として自分自身を押し込めたりなどしていない証明でもあります。
子ども達がありのままで過ごしてくれているからこそ私達職員は、子ども達が素晴らしいことをすれば正しい評価が出来、子ども達がいけないことをすれば真正面から注意が出来るのです。
その積み重ねが子どもの道徳観や努力の方向性、良い事は良く、悪い事は悪いと正しく識別出来るようになるきっかけとなります。

ですから、参観された日その1日だけの様子で、決してお子様を評価なさらないで下さいね。
当ブログでも再三再四申し上げております通り、私達は"その子が将来素晴らしい人格者として自他を救い平和を築けるようなひとになる為の力"を得る為のお手伝いしているのであり、「園児なのに割り算が出来る」とか「6歳で分数が解る」とかそのように頭ばかりの短絡的な英才教育をしているわけでも、「小さいのに大人しくて良い子だね」とか「静かにしていつも先生の指図に従って偉い子だね」とかそのように人間を飼い慣らすような消極的な拘束教育をしているわけでもありません。
子ども達は嫌なとき「嫌!」とはっきり言いますし、良いときは「良いよ!」とはっきり言います。(そりゃあ、時には「良い」と言って欲しい場面もありますけれど。笑)
そうであるからこそ、こちらも妥協案や折衷案、ときに褒めたり怒ったりして、あの手この手で子ども達に"人格教育"を施せるのです。
ですから、良きにつけ悪きにつけ、参観日にご覧になったその子の姿は"その子のありのまま"の姿であり、その子の成長過程において絶対的に必要な1日であり、また、普段家庭で過ごしているだけでは絶対見ることの出来ないそのお子様の新しい側面であります。
以前どこかの記事で書いたかと思うので詳しくは割愛しますが、心理学に"ジョハリの四窓"という考え方があるのですが、参観を通じて、"四窓のうち我が子の2の窓が拡充されたんだ"と微笑ましく認識されるのが殊勝かと存じます。
「うちの子は大丈夫かしら……」とか「みんなに迷惑を掛けているんじゃ……」とか、重く受け止める必要は全くないのです。
問題があればこちらから親御様へご相談に伺いますし、心配事があるなら個人面談あるいは直接職員まで相談頂けば良いですから、"今のその子"ではなく"将来のその子"を見据えてどっしり受け止めてあげて下さいね。

初動から脱線しましたが、そういった認識を深めた上で、決して"良い子ちゃんを繕っている"のではなく"ありのままの自分"を惜し気もなく出している生き生きとしたイリナの子ども達を、当ブログの写真でご覧頂ければと思います。
私の本意としましても「真剣にお仕事している」子ども達の微笑ましい様子を認識して欲しいのはもちろんのことですが、「今日も元気におふざけしているな〜!」とゲラゲラ笑って当ブログを楽しんで頂けるのが至上であります。

そんなわけで、今日は"生き生きとしたイリナの子ども達"をコンセプトに写真を撮って参りました、たくさん撮れたわけではないのですけれどひとつずつ載せて参りたいと思います。


◎「大蛇遊び」
"足し算のへび遊び"をやっている男の子。
ほぼほぼ自分の力で解けるようになってきた矢先に「箱の色ビーズ全部使ってやってみたい!」と言うので、急遽長いヘビを用意してあげました。

あまりにも長く、途中どこかで数え間違えたのか若干の誤差はありましたが、100を軽く超えるへび遊びをほぼ自力でやり抜きました。
ここまでやった子は私も初めてでしたが、達成感があったのでしょうね、やり切った後ヘビを嬉しそうに持ってニコニコ笑っておりました。

◎「なぞり数字職人」
朝、いの一番に「今日の朝ごはんは何スープだったでしょう!」と質問してきたので、「うーん……、コーンスープ!」と答えたら「うっそぉ、せいか〜い!」と一発正解してからその日いちにち一緒にたくさんお仕事をした女の子。
「いっぱい数字が書きたい!」と言うので、算数ノートに点々で数字を書いてあげると、それを端から端までなぞってニコニコ活動。
点々で数字を書いても書いても、「終わった〜、次早く〜!」とまたノートを持ってくるので、この日だけで90個以上は3桁数字を点々で書いた気がします。
終ぞ私の手首が音を上げたので「参りました」と申し上げましたところ、「じゃあ続きは明日にするね〜!」とニコニコしながら別のお仕事へ向かいました。
最近ちょっとお疲れが見えていた子だったので、いつもの天真爛漫な様子が戻って本当に良かったと思ったと同時に、「明日の対策をせねば……」とその日の保育後さらに3ページほど書き足しておきました。
これが子どもの力ですね、やるとなるとその爆発力は本当に凄まじいですね。

◎「未来プリマ」
お姉ちゃんがバレエをやっている女の子。
「私もバレエやってる!」と、様々なポーズを披露してくれました。
バレエをやっている子は姿勢が本当に綺麗ですよね、私の妹も元バレエダンサーだったのですが、「小さい頃はこんな感じだったな」と思い出しながら微笑ましく鑑賞させて頂きました。
この写真のミソは、後方でそのポージングを一生懸命真似している年下の女の子が写り込んでいるところ。
「お姉さんと対等でありたいと同時に、憧れなんだろうな〜」と思うと、数割り増しで微笑ましく思えました。

◎「エージェントA」
活動をする為に目隠しをしたのですが、感染症対策でマスクをしているので、なんだかお顔が凄いことに……。笑
私はこれを見て思わず噴き出してしまい、最初は「なんで笑ってんの〜?」と訊ねてきましたが、察したのかカッコイイポーズを取ってくれたので写真に収めました。
いやあ、笑った。

◎「エージェントB」
エージェントAを後方で眺めていた女の子。
マスクをすると痒みが出てきてしまうので普段は着けていないのですが、ここだ!と言わんばかりにマスクを取り出してエージェントスタイル。
ツボにハマっていた矢先にこれだったので、ここからしばらく私は脇腹を痛めることになりました。
まったく油断も隙もありませんね、しばらく腹筋は筋トレの必要がなさそうです。笑

◎「集中モード」
大騒ぎしている日があれば、真剣にお仕事と向き合っている日もあるというのはこういうことです。
大人が一切干渉せず、子ども達が一心不乱に自分と向き合っている素晴らしい瞬間ですね。
たくさんのひとがひとつの部屋に介しているとき、たくさんひとがいるにも関わらず稀に一瞬だけ静寂に包まれる状態になることがあると思うのですが、園長先生はこのことを「天使が通ったわね」と表現されていました。
普段の様子から想像すると驚くかもしれませんけれど、イリナにも"天使が通る"どころか"天使が鎮座している"ときってあるんですよ。

◎「解放モード」
洗い終わったお弁当箱を顔に乗せている女の子。
何をしているのかなと思っていると、のそのそと近寄ってきてボソッと一言。
「こ〜あ〜ら〜」
コアラ……、ふむ、そうか、コアラ……。
コアラ……?
コアラ……、コアラ……。
ああ、コアラですね。笑
"コアラ"って何だっけ?、と、一瞬ゲシュタルト崩壊を起こした瞬間でした。

◎「策士」
排水管から水を集める男の子。
「今日は雨が降っているから水道のお水は使いません」と子ども達に伝えておいたのですが、なるほど「排水管の水は使いません」とは言っていませんでしたもんね。
すごいなと思ったのがこの状況対応能力、ある物を得る為に必要な動作が出来ないとき、代替的な行動によって欲しているものを確保する力。
雨が降っていましたし排水管の水はどうあっても止められないので、私もさすがに「まあ濡れたら着替えさせれば良いか」と投了しました。笑
この機転の利かせ方は凄いですね、中には雨を溜める子もいましたけれど、より効率的と言いますか。
水道水のようにジャバジャバ使えるわけではありませんけれど、雨の下で作業しているので風邪だけは引かないようにタオル持参で観察していましたけれど、守るところは守りつつきっちり自身の欲求を満たしておりました。

◎「そしてまた集中モード」
線上歩行をしている子ども達。
手や頭に物を乗せて歩くので集中が求められ、このときはお部屋がピアノの音だけになります。
集中するということの意味を、身体を動かしながら理解出来るモンテッソーリ教育の真価ですね。
年下の子も、上の子達の格好良い姿を眺めながら一生懸命に線の上を歩きます。
縦割り保育の素晴らしい側面が見られる時間であります。


如何でしたでしょうか。
イリナでは本当に子ども達が生き生きと過ごしております。
お子さんの育ちや発達、人格的側面、色々な心配事や不安になることも多々あると思います。
ですが、こうして自分を解放して育った子ども達は「最強だな」と思うので、安易な言い方ですが「大丈夫」です。
もちろん解決すべきこともたくさんありますけれど、重く受け止め過ぎず、ひとつひとつ解決しながらこの子達の成長を見守っていきましょう。
だってまだこの世に生を受けてたった3〜6年なのですから、日々正しく成長を見守ることさえ出来ればいくらでも大きな変化を起こせます。
そしてそれだけの力を持っている子達であることは、誰よりも生活時間をこの子達と長く共有している私達職員が保証します。
いつか「貴方のこんなところで悩まされたんだよ」と笑って子ども達と話せるよう、悩み過ぎず、しかしたくさん悩みながら、今しか得られない子ども達との貴重な時間を楽しんで下さいね。

それでは、今回記事はこんなところで。



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以上、仕事は大変ですけれどその分子ども達に癒して頂いているTOMOTからでした。