シャープペンシルは、1838年ごろにアメリカのキーランが「エバーシャープ」(Eversharp)という名前の筆記具を発表したのがはじまりとされています。
日本では大正時代の1915年「早川金属工業」の早川徳次により考案された「早川式繰出鉛筆(はやかわしきくりだしえんぴつ)」が国産第1号とされています。
翌1916年には「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」と命名された商品を発売されています。
そしてこの「早川金属工業」が後の電機メーカーの「シャープ」の前身であり
この「シャープ」という言葉が社名の由来とされています。
鉛筆と同じように黒鉛と粘土を配合して作られていた当時の芯では0.9mm以上の芯しか作れなかったのを大日本文具株式会社(現ぺんてる)が合成樹脂配合芯「ハイポリマー芯」(0.9mm)を1960年に発売しました。このハイポリマー芯開発のきっかけはストーブの上で焦げたおにぎりだったそうです。
現在主流のノック式シャープペンシルも「ぺんてる鉛筆」「ぺんてるシャープ」1960年に発売されています。
「シャープペンシル」という呼び名は海外では通じません(もちろんシャーペンも)英語では「Mechanical Pencil(メカニカルペンシル)」です。
また一般的なシャープペンシルの芯は長さ60mmです。
そして芯の呼び方が年代によって段々短くなってきているように感じます。
『シャープペンシルの芯』→『シャーペンの芯』→『シャープ芯』→『シャー芯』
右に行くほど若年層でしょうか?
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