年賀はがきを送られる方が年々減少しているそうです。
弊店でも年賀用品を販売しておりますが顕著に実感しています。
今回は昭和のころにはそれこそ一家に一台?のような勢いで一世を風靡した
プリントゴッコについて
プリントゴッコは今から半世紀近く前の1977年に発売を開始され
2008年に本体の販売終了、2012年12月28日には消耗品の販売も終了しました。
プリントゴッコができる前には家庭で作る年賀状といえば
イモ版か干支のハンコがふつうだった時代に製版と印刷の工程を同じ機構に納め、
コンパクトにした家庭用簡易孔版印刷機です。
使い方は黒色で作られた原稿に版と版の保持材を兼ね熱で溶解するフィルムとスクリーンを圧着一体化されたマスタ-と呼ばれる版を、本体にセットしランプカバ-にランプを2個つけて押し付けると、ピカッとまぶしく発光して版下の黒い原稿がこの熱を吸収、マスターのフィルムを溶解させインクを通す微細な穴が作られます。
後は、本体に好きな色のインクを乗せたマスターをセットし直して1枚づつレバーを押し下げて印刷します。
全盛期には有名なタレントさんを起用したテレビCMもバンバン放映されていました。(YouTubeで見ることができます)
そんなプリントゴッコもパソコンとインクジェットプリンターの普及や年賀はがき印刷需要の減衰が重なり市場から姿を消しました。
弊店でもかなり前に消耗品の在庫もなくなりました。(オークションやフリマサイトにはたくさん出品されています)
ご覧いただきありがとうございました。