昆虫採集セットについて
昭和の男の子の夏休みの自由研究の定番だったのが昆虫採集でした。
蝶やトンボ、セミ、バッタ、カナブン、カブト虫、クワガタ等を
カルピスやお菓子の入っていた空き箱に昆虫を虫ピンでとめて夏休みの宿題として
提出してたものです。
今考えると虫嫌いの先生は恐怖だったでしょうね。
そしてこの昆虫採集セットが近所の駄菓子屋や文具店で販売しておりました。
価格は¥200~500くらいだったようです。
何社から内容の違うものが販売されていたようですが
注射器、謎の赤い液体と緑の液体に虫メガネが基本でピンセット、虫ピン、プラスチックの小瓶?ヘラ(メス)?なんかが入っていました。
この謎の液体ですが赤が殺虫剤、緑が防腐剤だという説が有力ですが、本当の中身は危険な液体ではなく着色した水のようです。
そしてこの昆虫採集セットですが1980年代前半までは販売されていたようですが、
現在ではネットオークションやフリマアプリで見かけるだけですね。
その消えた理由ですが注射針で女の子が失明したからとか、保護団体や学校やPTAからの抗議があったからとか、注射器を使って危ない薬を打つ人がいたからとか、薬事法の改正により注射器の医療従事者以外への販売が禁止されたからとか所説あるようです。
そしてその昔、昆虫採集セットを文具の富士商会でも販売していたそうで、
実際に危ない人が・・・(事実だそうです)
この昆虫採集セットもちろん非売品ですが展示してありますのでご興味ある方はご覧いただけます。
ありがとうございました。