こんにちは。
大阪府守口市の笑いあふれる教室『ピアノ教室セシリア』、
日本作曲家協議会会員、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、どうもありがとうございます。
『世界一長い曲』
ジョン・ケージ作曲。
『Organ2/ASLSP(As SLow aS Possible=できる限りゆっくりと)』
演奏時間639年。
はあ なんどすて
ジョン・ケージが2001年に亡くなって、その時に記念として演奏が始まりました。ただ今もずっと、演奏中です。
お暇な方は是非どうぞ。
終るのはね~、2640年。
もう死んどるわっっ
転生があるなら、
2~3回しとるわっっ
知らんけどっ
最初の1年半は無音が続き、03年に最初のコード、続いて04年にそれに1音を加えた次のコードが鳴らされました。
ただ今16個目の音が鳴っているらしいです。
最近鳴り出しました。
2024年2月5日のことでした。
赤で書いてるのが、次に鳴らす年月日。
ジョン・ケージという人は、現代作曲家。
キノコ研究家でもあるらしい。
何か、親しみ持てるな。
『4分33秒』という曲が有名です。
何で有名か
奏者はいるけど、演奏しないのです。
「あ、知ってる知ってる。わしでも作れるやんけ」 と思った方もいてはりますでしょ。
私がこの曲を知ったのは、確か作曲の勉強をしている高校生の頃だと思います。思いましたですョ。
「やられたっっそんな斬新なっっ」と。
でも、「何か書く」と言う概念しかない者に、「何も書かない」と言う概念は出てこないので、その当時の私には出てこなかったでしょう。
作曲の勉強をし、そして、作曲と言うのは「私というヒトは、こういう考えを持ったヒトです」と言うのを曲によって示していく…と言う事は、無い頭をいつも何か考えていかないと、新しい何かも浮かびません。
だから、哲学などの本も好きですし(専門すぎるのは解らない)、それによって考えるのも好きです。
そこから「」と導き出されたものが、ビッグバンの前には無音であった(かもしれない)ということ。
何もないのです。
で、今の世界はビッグバン後の世界。
無音は絶対ムリなんです。
ジョン・ケージはある日『無音室』に入りました。
音を高度に遮断される空間です。
ウチの防音室でも防音室内で、し~んとしていたら、かすかに感じる事は出来る事で、もっと高度な無音室で彼は何を体験したか
「すごく低い音と、
すごく高い音が鳴っていた」
そこの技術者が言いました。
「すごく低い音というのは、
体内を駆け回る血流。
すごく高い音というのは、
神経の音」
それによって、ジョン・ケージは、『無音の不確実性』という考えを抱き、この『3分44秒』が出来たと言います。
深いわ。
演奏会の会場で、オケのメンバーがいます。
真ん中にピアノが置いてあり、ピアニストがやって来ます。
前に座ります。
ピアノの蓋を開ける所から、閉める所までが1楽章。
3楽章まで3分44秒なのです。
その間、無音でしょうか
「何なん何も弾けへんのん」
「えっ、何してんのん」
「ゴホッゴホッ」
ひそひそ声、咳きこむ声、身じろぐ音、色々します。
それがその場の『音楽』だと言うわけです。
場によって音は違いますし。
ヒトはし~んとすればするほど、聴き耳立てますしね。
無音に近いほど、ごく微小な音が気になるもんなんです。
日本には、静けさを表す音を大切にする文化があります。
「ししおどし」「水琴窟」など。
「静けさや 蛙飛びこむ 水の音」
とか松尾芭蕉も言うてます。
音がする事によって、静けさを表すということです。
この長い曲は、何なんでしょうね~。
この曲のちゃんとした全体像を認識できるのは、おそらく、ビッグバンからずっと存在する宇宙空間(あるいは神的な存在とか、弥勒菩薩みたいな56億7千万年後に現れるっぽい存在)のみでしょうね。
ビッグバンの時間よりは、639年なんて一瞬やしね。
神さんに捧げられたのかもしれません。
彼自身神秘主義思想や、インドの思想に影響受けていますし、何かこう、宇宙観を持ってたのかもしれません。
音のない空間、続く限りの音の持続。
あるいは、音楽は永遠であり、生命は有限である…とか。
知らんけど。
永遠か…。
永遠に近い有限かもしれへん。
ヒトにはわからないから。
でも…永遠って、幻想やからいいんちゃうんかな
…とか思ったりなんかして。
少しずつ更新します
春くらいからの生徒募集
曜日移動などで、今まで詰まっていたところとか、
春から空くかもです。
ただ、体験希望のメールも入りだしていますので、
詰まったらごめんなさい。
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