母の憂いは | ねじまき鳥

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つれづれ日記

チビ寅の保育園のお迎え後
そのまま公園に行き

暗くなるまで遊んでから帰るようになって
もう2年近くになります




そもそもの動機は

疲れを知らない体力無尽蔵なチビ寅様を
例えそれが焼け石に水程度のものであったとしても疲れさせ
夜、スムーズに眠りについていただくため

でした




来る日も来る日も
雨さえ降っていなきゃ
そらもう 脇目も振らずに連れて行きました

そして
連れてってます、なう




で、今
公園でしか接点のないチビ寅の友達ってのが
もう何人もいるのです




下はゼロ歳から
上は小学生まで




チビ寅は
その公園タイムに

泣いてグズる赤ちゃんをあやしたり
おもちゃの貸し借りで泣かされたり泣かしたり
大きなお兄ちゃんに混ざって全速力で走ったり
転んで擦りむいたりします




当然
服なんて砂だらけor泥だらけ

割と涼しい日でも
頭は汗まみれ




保育園のお迎え→公園→帰宅後即お風呂→ごはん
みたいな流れがルーティンです




これ
チビ寅のためにやってるよに見えて

結果
私が、とても救われています




まず
こんな風に発散させることで
夕方以降のチビ寅の機嫌がまったく違います




そして
当初の思惑通り

しかるべき時間には
そこそこ眠る体制になってくれます




それに
どれだけ助けられてるか




そして
これは

本当に思ってもいなかった副産物ですが
話をしていて楽しいと思えるママ友が増えました




そんなの期待してなかったし
チビ寅さえ遊ばせたら
特に誰とも関わらずにいればよいと思っていたのに

今や
おふるをあげたり
出先のおみやげを交換したりするよな仲にまでなりました

  


仲良くしてもらってるママ達は
だいたいチビ寅より小さい子のママなのですが

ふとした時に
その場に私とふたりになると

ポツリポツリと
相談めいたこっそり話をしてくれたりするようにすらなったのです




オムツがまだ全然はずれなくて、、
とか

ごはんをとにかく食べてくれなくて、、
とか

おもちゃの貸し借りがどうしてもできなくて、、
とか

卒乳はしてるんだけど
しつこいくらいおっぱいを触ってきて、、
とか

転園してから落ち着くまで
どれくらいかかりましたか?
とか

そんな色々




中には
すんごくしっかりした女の子のママで
子育ての悩みなんてぜんぜんなさそに見えるママもいます



 
私の返事はたいていテキトーで

分かる
でも、悩んでもしゃーないんだよね

ってそればっか




何の解決策も持たず
ただ、そんなもんなんだよねぇ、、と話を聞くだけ




だってアタシ、専門家じゃないし
だってアタシ、正解知らないし




でもね
最近気付いたのは

私とそんな風に話すと
ママ達が必ず

ですよねー
ってケラケラ笑うの




ホッと一息
力が抜けたのが見て取れる




なんの解決もしないと分かってるはずなのに

また
私にあれやこれや話してくれる




おそらく
直接の関係性がないこういう無責任なオバチャンが
ひと公園に一人くらいの割合で必要なのかも知れません









子育てしてて 
親が気をつけることがあるとすれば

それはたぶん
できる限り冷静でいること
視野を狭くしないこと




自分の子供の

今、できない何か
今、足りない何か

にしか目がいかなくなること

それが
子供にも親にも

1番キツクて
1番意味の無いこと









今チビ寅のブームはお風呂




プールで使うゴーグルをして
湯船の中を見ること、なのです




長く見るには
鼻から息を出しながら潜る必要があって
それをうまいことやって楽しく遊んでます




湯船の中で私とジャンケンしたりね




最初はやめさせてたんです
何しろお湯があっという間に汚れるし
落ち着いて湯船に浸かれやしないから



 
だけど
こないだ思ったんです




この子は
スイミングスクールで息継ぎをすることを覚えて
今それが楽しくて仕方ないんだ

確かにお湯は汚れる

でも
今のチビ寅にはたぶんコレがとても必要な遊びで
こんな風に毎日やることで潜水時間も伸びてるし
それはそのまま、スイミングスクールでできることにもつながってくはず

わかった
ヨシにしよう





ゴーグルして
湯船に潜って
鼻から息を出して  
お風呂のお湯を汚して、ヨシ!





そしたら
私が、ラクになりました




お風呂のお湯が汚れるくらい
別にたいしたことじゃない

ということにしてみたら
ほんとにそうでした




事情を知らないオット氏からも

最近
お風呂のお湯がものすごく汚くない?

と聞かれましたが
事の顛末を説明したら

なるほどね
と笑って

好きにやらせてやろう
と相成りました









そんなの絶対ダメ!

ヨシ!
にしてみる




そう

まあいっか
 
そんなもんだ

なんとか日々を回すのです




だけど
そこに

子供の笑顔があるならそれは
すなわち

母であるアタシも
笑ってるってこと




はちゃめちゃな毎日だけど
特に夕方から寝かしつけまではもう戦争だけど

ママ達
大事なことは

今日も1日
生き延びたこと




大きな怪我をせず
命を脅かすよな病にも罹ることなく今日を終えられたなら

ありがてぇ、、
の一言ではないですか




オムツもいつか外れるよ
ごはんもいつか食べるよ

おもちゃも貸せるようになるよ
ブランコも交代できるようになるよ

あんなことも
こんなこともできるようになって

気付いたら
あっという間に

アタシ達の手をすりぬけてるよ




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