綺麗だった紅葉が終わり 葉も散ってしまった今、安比の森は見晴らしが良く 冬らしくなりました。
葉っぱを落とすことは植物にとって冬眠のようなことで、寒い冬を乗り切るために必要不可欠です。
冬は葉っぱが無く 植物観察に向いていないと思われがちですが、冬の植物も面白いんですよ!
葉っぱが落ちた後の枝には 「葉痕」 という 葉が付いていた部分に痕が残ります。
その形は、丸いもの、三角形のもの、Uの字型のものなど、植物によって様々です。
さらに、葉痕には葉と枝の間で水分や栄養の交換をするための維管束( いかんそく)という管が
通っていた 「維管束痕」 もあり、その模様が人間や動物の顔などに見えて面白いんです!
今日は、 「クズ(葛)」 という植物の葉痕をご紹介します!
実はこの葉痕、去年から集めている 「葉痕シリーズ」 に加えたくて探していたものなんです。
先日、くずまき高原の森のようちえんにおじゃましたとき、クズの蔓でランプシェードを作る
プログラムがあり、いただいてきました!(ありがとうございます )
それでは、ご紹介しましょう、葛三兄弟です! ↓
それぞれ表情が違い、面白いですね!
特にこの時期は葉っぱが落ちた直後なので葉痕がはっきりしている 「葉痕シーズン」 です。
自然学校にシリーズが展示してあるので、ぜひ遊びに来て下さい!
そして、皆さんも森へ行って色んな葉痕を探してみましょう!!
くーちゃん