10月9日(日)の山旅トレッキングは秋田八幡平を代表する「焼山」(標高1366m)です。
秘湯で有名な後生掛温泉から玉川温泉までの「黄葉」真っ盛りのブナの森を縦走してきましたのでご案内します。
※ブナやミズナラやダケカンバ等の多い安比高原・八幡平の森は黄色に染まります。今回は「黄葉」の表現を試みましたご覧下さい。
7:00 晴天のはずが・・と、濃い霧にいささか不満そうにご集合いただきました。 そしていざ出発・・・。
八幡平アスピーテラインを登ること15分、霧の中から青空が広がり、雲海に浮かぶ岩手山が現れました。
移動性高気圧により、快晴の早朝を迎えました。この様な時は放射冷却現象となるため写真のような放射霧による雲海を観ることができます。
7:25 さらに登ること10分、元八幡平スキー場付近では朝日を受けたダケカンバの黄葉に感動!
思わず車を止めて撮影会。 快晴の中で 雲海と黄葉に皆様大感動! 今日は何かいいことあるぞ~!
感動冷めない中、一路後生掛温泉まで。雄大な八幡平の風景を楽しみながら30分で到着
8:35 準備完了 後生掛温泉を出発 何と湯治場の渡り廊下を横切り、神社に参拝して登山道に入ります。
10:05 40分程で見晴らしスポット到着、この場所からは秋田八幡平エリアが一望。
写真右に後生掛温泉と火山現象が観られる自然研究路。中央に秋田八幡平スキー場。さらに写真左には最近話題の大沼地熱発電所(近くには澄川地熱発電所もある)。が見えています。他にも大沼周辺の散策路などなど、ここは八幡平でもお勧め観光スポットなんです。
10:40 急に樹木が無くなり空が広くなりました。約1時間で毛せん峠に到着しました。
この辺からシラタマノキの「白」とナナカマドの「赤」がどんどん視界に飛び込んできます。秋ですね~
他にもガンコウラン・イソツツジが地面を覆い隠す様に山道の両脇にびっしりと群をなしてます。
イソツツジ? 山なのになんで「イソ(磯)」?山の達人に聞いたらば、
「エゾ(蝦夷)」がなまって、「エィゾ」~「イィゾ」~「イソ」になったそうですが、発音をお聞かせ出来ず残念。
11:10 焼山非難小屋到着 今回も女性に囲まれた賑やかな昼食会となりました。
鹿角市のKさん、超うまチキンから揚げ、カヌガ(ブナヒラタケ)とヒメタケ煮物、美味しかったです。ご馳走様でした。
11:55 他の皆さんからもいっぱいお裾分けをいただき満腹で非難小屋出発
鬼ヶ城からの奇岩の間を通ります。乳白色の火口湖では所々蒸気を吹き上げており、活火山を感じます。
12:30 名残峠から玉川温泉側200mは通行止めです。山頂経由の迂回路ですが山頂では眺望が楽しめます。
山頂からは黄葉のブナの森と写真左下に玉川温泉が見えます。そして目の前に森吉山を眺めて下山開始
13:10 黄葉のブナの森を眺めながら玉川温泉を目指します。
歩くこと1時間で眼下に玉川温泉が見えてきました。あちらこちらから蒸気が凄い勢いで噴出しています。
この玉川温泉 はラジュウムを放射する北投石(昭和27年に国の特別天然記念物に指定)で有名です。
他に地熱が高いため自然岩盤浴による温熱療法に多くの方がおいでになっていました。
14:30 玉川温泉到着 この写真後15:42発ふけの湯温泉行きの路線バスで後生掛温泉へ戻り入浴しました。
今回も このコースの魅力は難度は低いですが、素晴らしい季節の風景に感動を味わえることです。こんかい今回天候と参加者の笑顔に恵まれた山旅でした。
ご参加いただきました皆さん 誠にありがとうございました。 感謝!
こうちょう
追伸 安比高原山旅トレッキング2011 も残すところ2回となりました。
15日(土)は紅葉真っ盛りの七時雨です。そして来週22日(土)は山旅最後の鞍掛山です。
また、30日は自然学校感謝会です。我家の自家用の天日干し新米と新そば食べにお越し下さい。
前森山登山に参加しない人も、きりたんぽ鍋と手打ち蕎麦を食べにどうぞ!