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自転車ネタでブログをつくろうとしてたくせに自転車についてあまり書いていませんでした。

私は自転車に乗れるようになったのが遅かった。小学校にあがってからだったと思う。
姉のお下がりで、黄色い自転車だった。蜂みたいだと思っていた。

祖父母の住んでいた田舎の砂利道で練習した。姉に後ろから押してもらって、「絶対離さないでね!!」と懇願して絶対離されていた記憶がある。

よく覚えているのは、砂利道の途中で右に曲がるとホソツボさんっていっつもお菓子くれるおばさんの家に行くんだけど、その道は砂利から砂浜みたいな道になっていた。そこには蜂が地面に巣を作っていて黒くて小ちゃくて丸い穴があいていた。あの穴の恐怖と自転車の恐怖を克服してやっと乗れるようになった。未だに自転車と言えば蜂の事を考えてしまう。

ホソツボさんの旦那さんはもう亡くなったらしい。あの気さくな夫婦の家に、自転車で行きたい。覚えているかな。お菓子くれるかな…
私が7年通った学校は、建築家清家清が日本にバウハウスのような学校を作りたいという気持ちを込めて作った学校です。
私は清家先生の「私の家」の庭が大好きで、あれこそが私の理想の空間ではないかと思います。
不思議と住宅建築を見るとき私は建物の間取りや形なんかより庭がずっと気になってしまいます。
自分の家を建てるなら、いつでも自分の心が帰れる庭を作りたいと思います。


たまにピラミッドか古墳じゃないかと思うような整った形の山を見る。
いつもバスから眺める山で、ガリガリに削られた砕石現場がある。階段状になっている。春夏秋冬、その山の移ろいを眺めるのが結構好きだ。畠山直哉の写真集に出てきそう。彼の写真は空気が凍りついている。あの緊張感がたまらない。
人が作り出した風景なのに「自然」とよばれる曖昧さ。自然って一体何の事かわからない。




畠山 直哉
ライム・ワークス