
いよいよ、今年も夏の甲子園が開幕します。
先日の女子サッカーワールドカップでのなでしこジャパンの活躍や、世界水泳での日本人アスリート達の奮闘で、グローバルな世界でのスポーツに熱い視線が集まっていますが、日本国内の高校で頂点を決める甲子園も夏の風物詩として欠かせません。
私は毎年必ず一度は甲子園に足を運び、朝から夕方までの4試合を観戦しています。
真夏の日射しが突き刺さる外野スタンドで、AMラジオをイヤホンで聴きながらビールを片手に観戦するのです。
1日だけで腕の皮がむける日焼けになりますが、それもまた私の楽しみでもあったりします。
近年の夏の甲子園観戦を振り返ると、いくつもの名シーンがありましたが、中でも一番印象的だったのは、2006年のことです。
今は日本ハムに入団して注目を浴びている斉藤くん、つまりハンカチ王子の活躍に沸いたこの大会では、鹿児島代表で甲子園入りした鹿児島工業の「代打・今吉晃一くん」の存在もまた際だっていました。
確か、腰を悪くしていたために先発出場ができなかった今吉晃一くん。
調べてみると、鹿児島大会から代打の切り札として6打数5安打の大活躍だったんですね。
ハンカチ王子を擁する早稲田実業との準決勝に敗れるまでの4試合も全て代打で出場し、4打数2安打と活躍。
しかし彼が注目されて高校野球ファンを釘付けにさせたのは彼のバッティング技術や成績以上に、彼の見せる「気合い」でした。
代打で打席に入る度に、投手が一球放る度に、威勢の良い大きな声を上げるその姿は、まさに「気合い」そのものでした。
私は準々決勝の試合観戦で彼の打席を見たのですが、彼の声はなんと外野スタンドまで届いていたのです。
その一声が球場全体の空気をがらりと変え、大観衆に彼一人を応援させていました。
彼の持つバットの一振り一振りに歓声が上がります。
その歓声に応えるように、また次の一振りのためにバットを構えて「気合い」の大声。
チームのムードメーカーだった彼が、甲子園全体のムードメーカーとなっていた瞬間でした…。
(Youtubeにその今吉くんがハンカチ王子こと斉藤くんと対戦したときの動画がありましたので紹介しておきます)
トーナメントで行われる高校野球、当然ながら勝者と敗者が毎試合生まれます。
試合終了後、そのどちらに対しても送られる惜しみ無い拍手もまた高校野球の魅力だと私は感じています。
私はまた惜しみ無い拍手を送りに甲子園へ、今年は13日土曜日に行ってきます!

