世界平和のためのタントラ(スマホ版) | やすみやすみの「色即是空即是色」

やすみやすみの「色即是空即是色」

「仏教の空と 非二元と 岸見アドラー学の現実世界の生き方」の三つを なんとか統合して、真理に近づきたい・語りたいと思って記事を書き始めた。
「色即是空即是色」という造語に、「非二元(空)の視点を持って 二元(色)の現実世界を生きていく」という意味を込めた。

  人間が 幸せに暮らしていくために、
                最も必要としているものは何か?
  それは、
  自分のことを 深く理解し、
  無条件に愛してくれる 他者の存在である。
  それなしで 
  人は自分を無条件に愛することはできない

  そして もう一つ大切なことは、
  無条件に誰かを愛することである。
  自分を無条件に愛することができれば、
  誰かを無条件に愛することも簡単にできる。

  しかし、
  無条件に自分を愛することなしに
  無条件に他者を愛することができないなら、
  いったい誰が無条件の愛を始めるのか
  無条件の愛とは 
             この世に存在し得ないものなのか?

  誰かが無条件の愛を始めなくてはならない。
  始めの一人は 誰だ? 
  かつては、ブッダやイエスが 
      その始めの人だったのかも知れない。
  では いま、
  ブッダやイエスは 一体どこにいるのか?

  他所よそにブッダやイエスを求めても、
                             虚しいだけだろう。
  自らブッダに、イエスになるしかない
  それができると信じて始めるしかない
  わたしが、あなたが、始めるしかない。


  無条件で自分を愛してくれる
「母なるもの」 を得られた人は、 幸いである。
  その人は、ブッダやイエスのように 
  無条件に他者を愛することができるだろう。

  子どもの 健やかな成長と幸福にとって 
         もっとも必要なものは母の愛だ
  そして 母である女性が 母たり得る状況は、
  その女性自身が 
  十分に無条件に愛されていることだろう。

  少ししか愛されなかった女性が
                      よき母になるのは、難しい。
  十分に自分を愛せる女性ならば
                               母として申し分ない
  自分を愛せる女性は、
             子どもを愛することも容易だろう。

  この世には十分に愛された幸いなる子どもたちが、
                      どれほど存在するのだろう?
  多くの人びとが幸福になるためには、
  たくさんの母親が愛されている必要がある
  であれば母親でない人たちにできることは
                    母親たちを愛することだろう。

  お父さんが 子どもたちのためにできる
  最大のことは
           お母さんを 全力で愛することだ。
  世界全体を幸福にするためには、
  お父さんが お母さんを
           無条件に 愛さなくてはならない。

  無条件に愛するとは、
  キチンと 「理解して
  その上で 「無条件に受け入れることである。



  だからといって、
「自分はとても幸せだ」 とまでは感じなかった
  母親が 子供たちを幸せにできない 
                                というワケでもない。
  どんな母親も、子供たちにとって
  無条件に母親であることに変わりない。

  子供たちが 成長して「いまここ 
        たしかに存在しているのなら、それは 
  その母親よい母親であった証拠である



(最終改訂:2021年12月1日)