ゼロか、１００％か？ 白か、黒か？
正しいのか、間違ってるのか？
どっちなんだって、
僕らは 思ってしまう。
でもきっと、 ｢生きる」ってのは、
その中間のことなんだろう。
幸せは あっちか、こっちか？
どっちなんだって、
僕らは 思ってしまう。
でもきっと、 ｢幸せ」って、
その中間にあるんだと思う。
「幸せ」って、
そんなにスッキリしたものじゃない、
ような気がする。
「悟り」も 同じかも知れない。
悟ったのか、悟っていないのか？
どっちなんだって、
僕らは 思ってしまう。
でもきっと、 ｢悟り」も
その中間にあるんだと思う。
「悟り」も、
そんなにスッキリしたものじゃない、
ような気がする。
そもそも、
「幸せ」も「悟り」も概念に過ぎない。
非Ｒである。リアル（Ｒ）ではない。
Ｒは、 ｢いま、ここ」で、
「感じている」ことだけだ。
非Ｒは、対になる概念で構成された、
相対の、二元の世界。世間。
Ｒは、対になる概念を持たない、
絶対の、非二元の世界。脱世間。
「中間」というよりは、
ホントは、相対（比較）を超えた世界。
思考は、対になる概念の二つの極を
絶えず 行ったり来たりし、
その中間に留まることができない。
脳は、二元論的思考が得意だ。
というより、基本的には
二元論的な考え方しかできない。
「どっちか」としか考えられない。
「善い人」か「悪い人」なのか、
「どっちか」としか考えられない。
現実という真実は 白黒ではなく、
グレースケールの中に 存在する。
わたしたちは
コインの表・裏だけを 考えて、
側面もあることを 忘れている。
ただ「感じて」いるとき、
善いとも 悪いとも 思っていない。
概念が付与される前のリアルな現実は
比較を超えた（できない）世界であり
「中道」という在り方の世界である。
リアルな現実は、どっちでもない。
「わたし」は、
「善い人」でも「悪い人」でもない。
＊参考記事「卓上四季」
＊参考記事「OSHOの中道」
（最終改訂：2021年1月9日）