今日は晴れたり曇ったりといった天気で、午後4時を過ぎると早くも暗くなってしまった。日中の気温は20度から22度。

 

先日ジョナサン・ノット指揮都響の演奏で聴いたブルックナーの交響曲第6番なのだが、後半の二つの楽章の「nicht schnell」「nicht zu schnell」の指示が気になっていた。そこで手許にあったCDのなかから、チャールズ・アドラー指揮ウィーン交響楽団の放送用の録音を聴いてみた[M&A:CD-1283(5)]。1950年代のモノラル録音で、その点は考慮に入れなければならないが、弦楽合奏のなめらかな歌い回しがまず印象に残った。そしてテンポにかんしてはやはり指示どおり、ややゆっくりとしていて、腰が据わった演奏になっている。全曲聴き終えてみると、この第6番は第5番、第8番と肩を並べる重厚感のある作品だと感じたのだった。

 

アドラー(1889-1959)という指揮者についてはよく知らなかったのだが、若いころマーラーを囲むサークルの一員だったようで、1950年代にマーラー、そしてブルックナーの作品をいくつか録音している。もっと注目しなければならない存在だと思った。