予報のとおり、朝から雨。雨あしがだんだん強くなってきた。最高気温は23度。

 

雨降りで気温もまあまあということもあって、CDを少し整理してみた。そこで見つけたのが、「ジョージ・セル ザルツブルク・オーケストラコンサート・1957年」という3枚組のCDで、とりあえず一枚目を聴いてみた[ORFEO: C774-083D]。曲目はすべてモーツァルトで、1957年8月3日、モーツァルテウムでの演奏とされる。取り上げられたのは次の三曲で、オーケストラはベルリン・フィル。

 

   ①交響曲第29番

   ②ピアノ協奏曲第25番(P.レオン・フライシャー)

   ➂交響曲第40番

 

①は均整の取れた整然とした演奏。第2楽章はもやもやした感じの音で弱音への気づかいが感じられ、第3楽章ではしなやかな弦楽合奏が聴かれる。そして終楽章は快速のテンポでライヴ感があった。

 

②は全体的としてみるとやや速めのテンポで、フライシャーのピアノは小気味よくすすむ。とはいえ、第1楽章のカデンツァや第2楽章は抒情的な雰囲気が漂う。各楽章の対比が明瞭な演奏といったらよいだろうか。

 

➂もやや速めのテンポだが、第1楽章の5分28秒あたりでテンポを落とす表現はレコード録音でもみられるセルの独自のものである。第3、第4楽章は勢いがあって、特に全曲の終結部ではテンポを煽るように締めくくる。

 

会場はさほど大きくなく、オーケストラの編成も小さいと思われるが、終曲後の拍手からみて、聴衆の落ち着いた反応を好ましく思った。