今日は朝から雨だったが、昼前には少しの間日差しもあった。ただその後は再び曇りから雨になって、このような天気が数日つづきそうである。最高気温は28度で、日中は蒸し暑かった。

 

9月15日はブルーノ・ワルターの誕生日、そして今年2026年は生誕150年ということになる。

それを記念して何かあるのかというと、目につくのは第二次大戦前の旧EMI系の録音が「COMPLETE WARNER CLASSICS REMASTERED EDITION」としてまとめられたことかと思う。ただ手元には、「ブルーノ・ワルター モーツァルト・EMI・レコーディングス」とか「BRUNO WALTER The Early Recordings」などのSP復刻CDがあるので、今回は手を出さないことにした。

 

そこで、それに代わるというわけでもないのだが、ニューヨーク・フィルとのシューベルトの交響曲第8(9)番を聴いてみた[UNITED ARCHIVES:UAR-005]。1946年4月22日の録音とされるのだが、それが信じられないほど良好なモノラル音源である。演奏は硬軟自在の一筆書きのようにすすみ、そこにワルターの特徴の一端が表れているように思った。ここにあるのはただ散歩しているシューベルトでもないし、ロマンティックな情感豊かなシューベルトというわけでもないだろう。それを超えたところにいる交響曲作曲家としてのシューベルトの存在を強く感じるのである。

 

余白にワーグナーのジークフリートの牧歌が収められている(ニューヨーク・フィルとの1953年1月5日の録音)。弦楽合奏の響きの美しさが聴きとれる復刻になっている。