今日は午前中雨が降りそうな雲行きだったが昼前が晴れ間があって蒸し暑く、最高気温は30度。夕方から再び怪しい雲行きになったが、蒸し暑さに変化はなかった。

 

以前買っておいたまま聴いていなかったベームとロンドン交響楽団によるザルツブルク音楽祭でのライヴ録音を聴いてみた[ANDANTE:4984-4987]。

まず、1977年8月10日ザルツブルク祝祭大劇場での演奏。

 

   ①R・シュトラウス  交響詩「死と変容」

   ②モーツァルト    交響曲第28番

   ➂ベートーヴェン   交響曲第7番

 

曲順がはっきりとしないが、ベームの得意のプログラム構成からすると最初にシュトラウスの作品が置かれたのだろうと推測する。そのシュトラウスはクライマックスで金管楽器が思い切り開放されたスケールの大きな演奏で、聴いていて気分が晴れ晴れする。つづくモーツァルトのあまりなじみのない交響曲は格調の高い演奏で、まるで貴族の館で演奏されているような雰囲気が漂っている。ただしここには、モーツァルトの若々しい愉悦感はない。メインのベートーヴェンは一定の型(フォルム)があって、その型のなかで進行していくといった感じなのだが、終楽章ではその型を超え出るか出ないかというところでの迫真の演奏になっている。

 

ベームはこの年、ロンドン交響楽団の総裁に就任していて、ドイツ・グラモフォンにチャイコフスキーの交響曲の録音に取りかかるわけだが、この演奏は両者の出会いの一場面を示す貴重な記録のように思われる。