雨は午前中に上がり、曇り一時晴れといった天気で、最高気温は26度。だいぶ楽になった気がする。

 

ピエール・モントゥーは1919年から24年までボストン交響楽団の音楽監督を務め、第二次大戦後は1951年以来継続的に客演していた。その最後の共演は1963年12月20,21日の演奏会だった。その20日の演奏曲目が[MEMORIES:MR2628]として出ている。

曲目は

 

     ①V=ウィリアムズ   タリスの主題による幻想曲

     ②ベートーヴェン   交響曲第4番

     ➂エルガー      エニグマ変奏曲

 

の三曲で、エアチェック音源だが、比較的聴きやすい。

 

最初のV=ウィリアムズは弦楽合奏のしなやかで美しい響きが際立ち、つづくベートーヴェンは爽快な推進力と躍動感で若々しさを感じさせる。

最後のエルガーは各変奏の特徴がくっきりと浮かび上がる。ゆったりと神妙に始まる第9変奏「ニムロッド」はクライマックスではダイナミックに盛り上がり、第14変奏(終曲)の終結を先取りしていたかのような印象を受けた。

 

モントゥーの死の半年ほど前の演奏なのだが、年齢による衰えはまったくない。そしてこの演奏会がこの楽団との最後になるとは、だれも考えていなかっただろう。モントゥーは生涯現役だったのだ。