今日も一日曇り空だったが、夕方にわか雨が降った。最高気温は28度。

 

こういう日にはあまりどぎつくない演奏を聴きたいと思って、ピエール・モントゥー指揮ボストン交響楽団によるチャイコフスキーの交響曲のCDを聴いてみた。

 

最初は、交響曲第4番(1959年1月28日録音、BVCC37166)。第1楽章は緩急の幅を大きく取ったスタイルでの進行、木管楽器の独奏箇所ではゆったりとしたテンポが採られている。第2楽章は速めのテンポで情に溺れることなくすすむ。第3楽章のピツィカートはアグレッシヴ。終楽章は、ムラヴィンスキーの隙のない演奏が記憶にあるので、やや緩い感じだった。

 

つづいて、交響曲第5番(1958年1月8日録音、BVCC37167)。第1楽章は速めのテンポでテキパキとすすむ。第2楽章はしなやかで厚みのある弦楽合奏で、聴かせどころを十分に聴かせてくれる。第3楽章でも弦楽合奏のしなやかさが際立ち、終楽章は自然な推進力で終結する。

 

最後は、交響曲第6番「悲愴」(1955年1月26日録音、BVCC37168)。第1楽章の再現部であふれんばかりの感情が表出される。つづく第2楽章はカラッとしていて、第3楽章は決して暗くならない。終楽章は悠然たる進行で急ぐことなく途絶える。

 

この三曲はRCAのLIVING STEREOシリーズの録音なのだが、最初に録音された第6番が最も明快な音を響かせている。ステレオ録音最初期の収録だが、当時の技術者の意気込みが伝わった来るようで興味深かった。