今日は曇り空で時々小雨が降る天気だったが、とにかく蒸し暑い。最高気温は29度、湿度は80%超。

 

皇室典範の改正をめぐる問題で、ふだんはさほど関心が及ばない天皇制について、改めていろいろな考え方が示されている。そのなかで、天皇の地位は天皇の長子が継承する、とすれば、女性天皇もあり得ることになる。だが国会ではかたくなに「男系男子」の継承にこだわっているように見える。その実態は、北丸雄二によれば「自民党右派が勝手に『男系男子』幻想で自らの政治基盤を強化しようとしているだけ」と指摘し、「国家の象徴を『人間』に置くのは、どこぞの大統領は別の例としても、もう無理なんですよ」と結んでいる(「東京新聞」2026年7月10日付「『本音のコラム 『主を無視してその間に』」)。

 

現行憲法第1条は、

 

「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」

 

としている。ここで象徴とは、国だとか国民統合だとかといった抽象的なものを具体的に示すものである。生身の人間を象徴とするのはもう無理だろう、という指摘を踏まえて日本国および日本国民統合の象徴としてふさわしいものは何か、と考えてみた。ぱっと思いつくのは富士山かな、ということで、改正憲法第1条は

 

「富士山は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く」

 

ということになる。ただしこの条文は富士山よりも主権在民に力点があることはいうまでもない。