今日は一日晴天で、最高気温は28度。暑いけれども蒸し蒸しすることはなかった。
昨日はダニエル・ブリュッヘンのリコーダーを聴いた。この人、アムステルダム・ルッキ・スターダスト・カルテットのメンバーだった。このカルテット、いまはどうなっているのかと思ったが、メンバーの交替などもあって、「解散」にはなっていないが、事実上、活動は停止しているようである。
通称アムステルダム・ルッキは実力も人気もあるリコーダー・アンサンブルで、CDも数々出ていたし、来日公演も何回かあった。1993年の来日時に聴いたことがあったが、大きさも制作年代も異なるリコーダーを駆使しての演奏はパイプオルガンの響きを思わせるところがあった。
カルテットの正式名称は上記のとおり長いものなのだが、CDではアムステルダム・ルッキで通っていた。だがNHKは会社名は避けるといった趣旨で、スターダスト・カルテットと呼んでいたように思う。今回、改めて、その会社って何なのか、そして名称の由来について少し調べてみた。
オランダの公共放送ではある時期からコマーシャルを流すようになった。もちろん番組内容への影響を排除するかたちでである。そのコマーシャルの最初と最後に登場するのが「Loeki de Leeuw」(ライオンのルッキ)という名前の小さなパペットのライオンで、短いジョークと「こんにちは!」と話す人気者だった。ルッキはこのライオンの名前から取られたのだった。
ではスターダストとは、ということだが、そのまま「STARDUST」と取れば「星屑」の意味になるが、少し違うようだ。「STAR」は本来「STER」で公共放送のコマーシャルを運営する団体を指していて、「STARDUST」とは「STERの埃」といった意味合いなのだと思われる。
「Loeki」も「STARDUST」も多分にしゃれっ気のある名称で、オランダの人ならすぐに理解できるのだろう。異国の地・日本で、商業主義を避けるといった趣旨で「アムステルダム・ルッキ」の名称は使わない、というのは全く的外れの措置だったはずである。
今回のダニエル・ブリュッヘンのリサイタルをきっかけに、長年にわたる疑問が一つ解けたかもしれない(?)