朝方、ちらちらと雪が舞っていて、すぐに止むかと思ったが、降ったり止んだりが一日つづいた。とはいえ、道路上の雪はすぐに消え、庭ではうっすら舞い降りたといった感じ。日中の最低気温は1度、最高気温は5度と、冷たい一日だった。

 

雪ということで、名前に「雪」の一字のある統計学の大屋祐雪先生のことを思い出した。確認してみたら今年が生誕100年にあたっていた。

 

大屋統計学について、同じ統計学研究者、中山尊氏は「私たちの統計学とはすこし違うようですが、・・・」と紹介していたが、大屋統計学は経済学領域の科学であり、そのキーワードは「数神性」である。「物神性」になぞらえた用語法だが、現実を構成する資料からいかなる数値を取捨選択して分析するか、という統計的手法そのものを研究対象にしているのである。私にいわせれば、これは統計にかかわる行為のイデオロギー分析あるいは知識社会学といってよいのではないかと思う。

 

このような問題設定を大屋先生はマルクスの『資本論』から導き出したのだった。そうした事情もあって、大屋先生とは話がスムーズにすすんだのだった。