今日は曇り時々晴れといったところで、最低気温3度、最高気温11度で寒さの一日だった、

 

「東京新聞」(2025年12月2日付)に、都内のハローワークに勤務する職員が自ら偽名で求職者として企業に応募し、その一部から「内定」を得ていた、という記事が掲載されている。

動機は何か、というと、各ハローワークには就職件数などの目標値があって、その数値の95%を下回る月がつづくと労働局から指導を受けるとあり、おそらく件数を伸ばす意図があったのだろう。

 

就職率については、

 

ハローワーク求職者の就職率=(就職件数)÷(新規求職者数) 

 

という式で算出されるわけだが、その目標値はどうなっているのかというと、2025年度は26.5%である(厚生労働省資料)。

 

過去の年度の実績についてみると、

 

      2022年度:26.7%

      2023年度:26.8%

      2024年度:25.9%

 

ということで、2025年度の目標値はこれまでの実績から大きくはずれるわけではない。ただ就職率は毎月調査されているようなので、このままいくと26.5%の95%、つまり25.2%を下回ることになるかもしれない、との思いがあったのかもしれない。

 

そうはいっても、目標数値に振り回されて、一種の「自爆営業」までする必要はなかったのではないか。

 

(追記、2025年12月26日)

「朝日新聞」(配信)によると、この職員は戒告処分になったという。動機については次のようにある。「ハローワーク墨田は職員1人あたりの就職件数として、月12件という目標を設定。処分された職員は自ら月30件という目標を定めていた。職員は『目標達成が危ぶまれたために不適切行為に及んだ』と説明したという。」記事でははっきりと指摘されていないが、「個人の数値目標が人事評価の対象」になっていた可能性が高い。