梅雨明け二日目で、午前中は曇り空だったが、午後からは晴れになった。気温は32、3度といったところか。湿度が高く、蒸し暑い。

 

昨日のヒロユキ君とのエピソードに関連して、庭の「流し」の水道の効用について改めて考えてみた。一般的には、外の水道の用途は次のようなものだろう。

 

①庭に水を撒く

②庭に池があれば給水

➂駐車場があれば車の洗車

④壁やガラス戸が汚れれば高圧洗浄(または雑巾で拭くときに使う)

 

それに加えて、思い当たるのは次の三つである。ただしやや特殊なので、補足的説明を付け加えることにした。

 

⑤ゴミバケツを洗う

(補足的説明)東京都の場合、家庭のゴミはポリバケツで出すのが原則だった(いまではほとんどビニール袋に入れて出しているが、この原則は堅持されているはずである)。ビニール袋が普及していなかった時代には野菜くずでも魚の骨でも何でもポリバケツに突っ込んでゴミ置き場に出していたから、収集のあとバケツを流しで洗うことを常としていた。

 

⑥手足を洗う

(補足的説明)これはごく普通の利用法だが、小学校6年の時のエピソードを一つ。

放課後、数人の友だちと校庭の隅の砂場で相撲を取ってから帰っていた。もちろん遊び半分である。ところが取り始めて数日後、一人が「相撲はもうできない」といい出した。理由を聞くと、靴に入り込んだ砂をそのまま家のなかに持ち込むので怒られた、というのだった。私も含めてほかの子供は家に上がる前に外の流しで足を洗ってから入っていたのだが、彼の住んでいるアパートには外の水道がなかったらしく、洗うことができなかったのである。結局、その彼に合わせて放課後の相撲は取り止めになってしまった。

 

⑦犬の飲み水の補給

(補足的説明)これは私の経験。犬を庭で放し飼いにしていたころの話。飲み水としてカメに水をくんでいたのだが、お犬様はなぜか流しの水道のところに行って蛇口をなめるのだった。するとポタポタと水滴が落ちる。それを誰かが見ていると、のどが渇いているのね、ということで、水を少し出して飲ませるのである。直飲みですね。ある時、植木屋のおじさんが来ていて質問された。「水を止めるのもできるの?」

-どう考えてもそれは無理でしょう。

 

ほかに思い当たることがあれば、ご指摘ください。