本日は曇り空で時折雨が降るといった安定しない天気。最高気温は30度くらい。そして昨夜から強い風が吹いていた。

 

横浜市教育委員会による裁判傍聴妨害の一件だが、『東京新聞』(2024年7月11日付)に続報が掲載されている。

 

「横浜市教育委員会が教員の性犯罪事件の公判で一般傍聴を妨害していた問題を巡り、職員動員のきっかけになったとされる要請文書をつくったNPO法人が10日、東京新聞の取材に応じた。代理人弁護士は『全ての席を埋めるよう要請したつもりはなかった』と説明。行政側に性被害の深刻さを認識してもらう趣旨だったとして、『当初の想定と違う方向になり、困惑している』と述べた。」

 

2019年4月21日付の要請文の要点は次のようなものであった。

①教育委員会の職員に対して、裁判を傍聴して性犯罪事件の実態を知ってもらいたい。裁判の傍聴は「人事研修」の一つという位置づけである。

②教育委員会の職員が傍聴することで、「性犯罪傍聴マニアの傍聴を狭めたい」。

➂教育委員会関係者が集団で傍聴に来た、とわからないようにしてもらいたい。

 

「東京新聞」の取材に対して、このNPO法人は次のように説明している。

④一般人の傍聴を排除する意図はなかった。

⑤このような要請書を出したのは2019年の一件だけである。

 

横浜市教育委員会はこの要請に対して、傍聴席の大部分を埋め、その後の同様の裁判でも同じような対応をしていた、という点で、過剰に反応したということなのだろうか。