暑い日がつづく。最高気温35度。冷房なしでは生きていけない。夕方、庭に水を撒いてようやく一息つくことができた。
本日は七夕である。夜、願いごとを書いた短冊を笹の葉につるして星に祈る習慣もある。
どこまで本気で願うのかはわからないが、願い事の中身は文字で書かれていて人目に触れる。
昨年訪ねたある寺院。裏側のあまり目立たない入口の脇に小さな社があり、マジックインキで願い事を書いた白い石を奉納する習わしがあるようだった。
「健康で幸福で楽しく長生きできますように」
「好きな人と ♡」
「イデコがプラスになりますように」
「卒業できますように」
以上はごく普通の「願い事」なのだが、目を引いたのは次のように書かれた石だった。
「お金をかけずにりこんできますように」(原文のママ)
神仏へのお願いとしては、あまりふさわしいものではないだろう。