梅雨は明けていないはずだが、毎日暑い日がつづいている。本日は最高気温35度。

 

その暑いなか、キジバトが電信柱の上で鳴いているかと思えば、庭木から庭木へと移動して何かをやっている。そして庭の芝生のうえに舞い降りてうずくまっている。数分じっとしていて、一度飛びたち、しばらくしてまた庭にうずくまる。もしかすると、向かいの庭木に巣をつくろうとしているのかもしれない。団地のベランダなどにハトが巣をつくって迷惑しているという話もあるので、庭木に巣などつくってほしくないな、などと思いながら、様子を観察することにした。

 

以下は勝手な推測。このキジバトはオスで「テーデーポポー」と鳴いてメスを呼び寄せようとしている。この木のあたりに家を新築して、一緒に住もうぜ、というわけである。しかしメスは来ない。そこで、木の枝などを利用して家づくりを始める。少し疲れると、芝生のうえで休憩。そののち再度家づくり。疲れた、休憩。

 

そのような行動を繰り返していたが、結局メスは来ないので、エサを探しに別のすみかに帰っていった。翌日も同じように行動するが、メスは来ない。三日目、家づくりは中止して、悲しげに「テーデーポポー」とメスを呼ぶ。

 

結局、この一週間のギジバト君のメス探しは空振りに終わったようである。