今日も気温30度を超え、熱中症が心配される状況だった。

 

夏の高温のなかでの高熱の話のつづきである。

大学3年の夏のこと、いまでもはっきりと覚えているが、この年の8月は毎日晴天で気温は30度を超えていた。ところが9月に入ったとたんに毎日曇り空になり、夏が一挙に吹き飛んだようだった。

高熱が出たのは8月の下旬のことだった。理由はおそらく疲労が重なったことではないかと思う。いきなり39度の熱が出た。食欲はあったので、しばらくは室内で安静にして様子をみていた。

だが熱は下がらない。その時思いついたのが、水分を補給することだった。中学1年の時の高熱は500ccの点滴で劇的に下がったことを思い出した。点滴に代わって、水分を、ということなのだが、水やジュースではなく、梅干しを食べながら熱い緑茶を飲んだ。当然汗がたくさん出る。それを間隔をあけて二度、三度と繰り返した。するとまたもや体温が劇的に下がったのだった。ただだるさは残っていたので、家で安静にして、熱い緑茶を毎日欠かさずに飲んで回復を待った。

外出したのは8月28日の午後のこと。この日、大阪から来た友人と会って、一緒に食事をしたことを覚えている。

 

余談だが、この時以来、緑茶ばかり飲むようになり、緑茶の味にうるさくなって、それが現在もつづいている。