今日は一日雨。最高気温は25度くらい。梅雨らしい天候ということになるだろう。

 

東京女子医大の金銭がらみの事件で、「読売新聞オンライン」に続報が掲載されている(2024年6月23日 5:00配信)。簡単にいうと、推薦入試でも、受験生からの寄付金が合否の判断材料になっていたということである。

この大学の入試には次の三つの形態があり、問題になっているのは➂である。

 

①一般入試   募集67人

②学校推薦(一般推薦)  募集33人

➂学校推薦(「至誠と愛」推薦)  募集10人

 

②は出身高校の推薦によるもの。➂は同窓会がかかわっていて、三親等以内の親族に同窓会の会員(同大学の卒業生)あるいは準会員(同大学の学生)がいて、同窓会および出身高校の推薦によるもの、となっている。

記事によれば、「受験生側から両法人[大学と同窓会-引用者注]への入試時期の寄付額は、2018~22年の5年間で少なくとも約3400万円に上った。文部科学省は入学に関する寄付金の収受を禁じており、同大に報告を求めている」とある。

 

こうした制度も、例の理事長が同窓会長を兼任していた時期から始まり、会長の解任以後は廃止されたという。

ルール違反でもやってしまうところに、「医と算術」の問題がかかわっているのではないか。